1982年12月8日、名古屋栄グランドビル7Fに突如として出現したDISCO
OZ。 ニュー・ウェイヴがガンガンかかる名古屋初のディスコとして話題を集め、ニュ−・ウェイヴ少年少女のサンクチュアリとして、約3年間その存在を轟かせてました。(東京で言えば新宿のツバキハウスのようなディスコ) 土曜は休み前なので当然として、ぼくを含め美容師が集まる火曜日もリクエスト・ナイトとかがあってかなり盛り上がってました。
ちょうどブランド・ブ−ムも重なり、店内は黒装束に身を包んだファッショナブルな若者で溢れ、OZ=ブラックの図式が成り立っていたように思います。 もちろん髪形も個性的な人が多く、とりあえず前髪を極端に長くするのは基本中の基本で、カラフルに染めたりとか女性でも刈り上げてたりとかバラエティ−に富んでました。 街を歩いてるそんな人を見かけては、あの人はOZに行っているのだろうか?って勝手に想像しつつ、でもOZでかかってる音楽(ニュ−・ウェイヴ)もちゃんと知ってるのかな?なんて考えたりとか...
ぼくも最初はニュ−・ウェイヴなんて全く知らないで通い始めたのですが、ある程度レコ−ド買ったりとかレンタルしたりとかして知識がついてきたりとかすると、なんか格好だけOZの連中が無性に腹が立ったりとか、君たちこれは誰の何という曲かわかって踊ってるのかい?なんて思ったりして(笑)。 ぼくの美容師以外の友人なんかは普通の格好してるんだけど、OZにはずっと通ってたのでなぜかニュー・ウェイヴに詳しかったりしてました。 それが現在ともに80's ROMANCEで活動してるDJ陣です。 もしOZがなかったとしたら、今の彼らとの関係もなかったといっても過言ではないでしょう。
というわけで80's ROMANCEとOZは切っても切れない関係なのです。 あの頃OZでかかってた曲でもう一度踊ってみたい、かかってたような記憶は無いけどフロアで聴いてみたい、閉店後ももし続いていたらこんな曲がかかっただろう、なんて夢をかなえるのが80's
ROMANCEです。
前置きが長くなってしまいましたが、ここでOZの歴史を振り返ってみたいと思います。 当時のディスカウント・カ−ドやチケットなどで保管してあったものを紹介していきたいと思います。
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