80's ROMANCE in TOKYO Version3 @ wedge

PART 1

というわけでついにスタートしてしまった80's ROMANCE in TOKYO Version3。まずはこの時点で愛娘の出産を1ヶ月後に控えた回す証券マン(支店長代理)μraの1stセットからスタート。去年はこの日のためにわざわざ買ってきたゴルチェの服に見せびらかすように値札が付いたままだったが、今年はちゃんと値札をはずしてきたようだ。しかしよく似たデザインで去年と同じ服だと思った人が24人くらいいたでしょう(そんなこと何も気にしない人は48人)

去年はスタート時点誰もまだ来てなかったのですが今年は違いました。なんと4時のスタートと同時にCCさんがご来場してくださいました。結局最後までいてくれてホントありがとうございます。ハワード・デヴォートは80's ROMANCEからのささやかなプレゼントです。とこんな風に早く来るとプレゼントがあるのでみんな来年はスタートから来ましょう(プレゼントは自信なし)

ジャケは1曲目のドクター&ザ・メディックツですが、ダンサーズ東京支部長のContaさんもブースに入ってますね(笑)。今回はダンサーズ2名欠席の分、チカちゃんと2人で地球の愛と平和のためがんばって踊ってください!デヴィッド・ボウイとミック・ジャガーのデュエットは当時話題でしたね。ジャガーのVoのアクが強すぎてボウイが食われてしまった印象がありますが。バングルズはじつは1回目からずっとかけたがってたんですよね。続くカーズはぼくも大好きな名曲。MAW(マスターズ・アット・ワークではない)2ndアルバムからのヒット曲ですね。

そしてシンプル・マインズがアメリカに魂を売って全米No.1をとった曲ですが、12インチはジャケだけ飾ってほしかったのにそのままかけちゃうんだもんなぁ。よりによってぼくがシンプル・マインズで好きじゃない曲を(苦笑)。

さらに予定していたマドンナを忘れてきたりして。でもそれはハワード・デヴォートに変わったのでかえってよかった(笑)。コクトーズはNWに欠かせないグループなんですが、ちょっと踊りにくいんですよね。なので早い時間に登場でしたが聴いてて気持ち良かった。

Report by Conta

★μra 1st
イベント一番乗りはCCさんでした。開店と同時のご来場、誠にありがとうございます。まだ人がいなくて涼しい空間にドクター&ザ・メディックス「Spirit In The Sky」が響き渡る。来月お子さんが生まれるというパンクなパパ、μraさんのDJからいよいよスタート!

フロアに出て音の鳴り具合をチェックするように、ブースや周りに目を配るAmabileさん。違いがわかる男の目つきは厳しい。僕も「トイレはどんなだろ?」とチェックに精を出す。いや、単に行きたかっただけだ。そうこうするうち、曲はピーガブの「でっかい時間」へ。1stセットならではのベストヒットUSA的流れに懐かしさを覚える。でも感傷にふけってる場合ではない。テンション上げていかな!

ボウイ&ジャガーの「Dancing InThe Street」では、景気付けにAmabileさんとチューするくらいの至近距離にてガン飛ばし合いながらのダンスを披露。一応僕がボウイでAmabileさんがジャガーね(勝手に決める人)。でもちょっと気持ち悪かったのですぐにやめる。

バングルズのこの曲はμraさん好きなのかなー?8回目の本家、名古屋80'sでもかけてた曲だ。そしてカーズにメン・アット・ワークにシンプル・マインズのドンチューと、小林克也が乗り移ったかのような曲を連打。

次は「タイムマシ〜ン」のコーナー再現でクイーンか?と思いきやハワード・デヴォートでした。急激にUK NWっぽさが漂い始める。Amabileさんの表情にも満足げな笑みが浮かぶ。そしてエリザベス嬢の妖艶な歌声を響かせながら、REUさんへバトンタッチ。この頃には永遠のパンク少年さんもいらしてたでしょうか。すぐに声はかけられませんでしたが、挨拶してみたら気さくに話して頂きありがとうございます。そしてこの後やはり「パンク」というキーワードで、パンク少年さんとは怒濤の展開へとなだれ込むことに・・!


イベント一番乗りCCさんと永遠のパンク少年さんです。お早いご来場ありがとうございました。この時点では百姓一揆があるなんて思いもしませんでしたよね(笑)。REUはレッド・ギターズの2ndアルバムから日本でもシングルカットされた泣きの名曲でスタートです。レッド・ギターズにはフロアにも最高な「Marimba Jive」もあるのだが、まだ早い時間&REUの世界(笑)ということでかかることに意義があるんです。

早速ダンサーズチカちゃん任務遂行中です(となりでTAK-Cは踊りながら眠ってます)。フロアに人がいない時に中央で激しく踊るという重要な任務を背負うダンサーズ。今回は2人ということで4人分は踊ってもらわなければならない。まだ早い時間ということもあって、このフロアは当然ダンサーズのものだ。

いやあ、さわやかな笑顔ですね。バックではナーヴ・カッツェが流れてるというのに(爆)。どうしてもREUは日本の女が好きなんだよね。カルトはぼくなら代表曲といえる「聖域を売った女」をかけますが、「レイン」も名曲です。

あっ、ばにおさんだ。去年は打ち上げまで参加してくれてありがとうございます。今年は宣言どおり早いご来場でしたね。ミッドナイト・オイル聴けてよかったでしょ?(笑) アンタッチャブルズはまたしてもREUの世界。Au Parisはぼくもコンピでしか持ってないので、オリジナルのジャケが飾れなくて残念。

★REU 1st
Red Guitars後期の名曲「National Avenue」でスタート。CCさんもお好きだったらしく、ジャケットを手に取ってじっくり眺める。ちなみに日本盤の7"でした。フロア的には断然「Marimba Jive」だけどこの曲もなかなか。

ナーヴ・カッツェはまさしくREUさん'sワールド。和物女性バンドは必ず何かプレイするというスピリッツがまさしくREUさんである。さすが三児の父は一味違う。ここでカルトへいくのは何か繋がりが?勉強不足で僕には読めなかった。

続くミッドナイト・オイルのこの曲、これが渋め&硬派な感じでカッコ良かったな〜。1stアルバム?ちょっと気になった。この頃(か、もう少し前だったかも)には、ばにおさんもご来場。早い時間に来てくれるのはホントに嬉しいです!

続くUntouchablesでスカっぽく軽快に展開しつつ、Au Pairsでガツーンときましたねこれは!ラフ・トレードの2枚組CDコンピからでしたけど、コンピなのでどの曲か全然わからないのでブースのREUさんとコール&レスポンス。パンク少年さんたちと何の曲かとバンド名を確認しあったのでした。この曲はヒジョーにカッコえかった!


どうですか、このセクシーな左肩!頭も丸めて妖しい光を放つヘアスタイルもたまりません。なんだか僧侶のよう(爆)。この左肩を気にしてた人が約36人(どうでもいいと思ってる人が72人)もいましたよ。というわけで過去最高のコスプレ?で参戦したTAK-Cです。

TAK-Cは1曲目のA-HOUSEからよかったですねー。ホントはアル・ヤンコビックを予定していたんですが、μraがシンプル・マインズを12インチ使ったせいで時間がおしてしまって差し替えでした。一応NWのイベントだからかえってよかったですね。アニモーションはもうヒューマン・リーグとしか思えません(笑)。ELOも自分でもかけたいほど大好きな「 シークレット・メッセージ」がかかっていい感じ。

CCさん乱れた髪が素敵です。さぞかし髪の毛振り乱して踊ってくれたんでしょう。ぼくは座ってますが多分この時を最後にその後はずっと立ちっぱなしだったはず。戦士の休息ですね。

ジャケはプロパガンダのリミックス盤ですね。「Duel」と「Juel」が華麗に融合した素晴らしいヴァージョンが収められてます。かべさんも次のDJということで笑顔でスタンバってます。徐々にお客さんも入ってきてくれて気分も盛り上がってきたところです。

初登場Narumiさん、早い時間から最後までありがとうございました。Narumiさんは自分でも音楽作ってるすごい人なんです。いただいたCDは80'sNWの香りがプンプンしてうれしくなりました。

★TAK-C 1st
エドウィン・コリンズなんかも絡んでたアイリッシュバンドA-HOUSE。この曲こんな良かったっけ?という感じですごく新鮮デシタ。持ってるけどほとんど聴いてないアルバムだったから・・。同郷のU2を思わす(Vo.とか)アグレッシヴさでなかなか。

続いては全米でもヒットしたアニモーション。僕の耳元でボソっとつぶやいた「ニセ・ヒューマン・リーグです」というAmabileさんのコメントが印象的。でもこの曲、流行ってた当時結構僕は好きでした(笑)

おっと、紅一点孤軍奮闘の女性ダンサーズちかちゃんも華麗に踊ってます。僕もダンサーズの使命を果たすべく体をスウィング。ELOは個人的に「Calling America」しか覚えてないけどこの曲もポップでイイ。そう言えば去年はTAK-Cさん、ジェフ・リンの「Video」かけとったなぁ(ちょっと名古屋弁)。好きなのかな。

続くトンプソン・ツインズは王道の選曲ですね。そしてプロパガンダを挟んでかべさんのセット、ファルコへとスムーズに展開。


80's ROMANCE東京支部長、かべさんの1stセットもスタート。1曲目はファルコの「ロック・ミー・アマデウス」と並ぶディスコ・ヒット曲。続けて元ゴーゴーズのべリンダちゃんのソロはあのショップ・ペッティボーンのリミックス。女性Voつなぎでラッシュと今回もかべさんの選曲は、やはり名古屋チームとは違って80年代でも後半から90年までの曲が多くて若さを感じます(笑)。ゴービドもぼくなら絶対後期の曲はかけませんが、これがじつはアグレッシヴな名曲。

JEMMYさんはこの日わざわざ浜松から青春18キップでこの下北まで来てくれました。おお、echoさんもいつの間に来てたんですか!来たなら来たって言ってくださいよ、もうシャイなんだから。

ファクトリーのTシャツからも察せられるように、この後はスープ・ドラゴンズ、リヴェンジとプチ・マンチェ・タイム。かべさんの扇子は最近の秘密兵器らしいです。80's ROMANCEにもタンバリンという秘密兵器があるのだが、持ってくるの忘れてしまった(おれのバカ)。しかしかべさんの表情は年々リラックスしてくるようでいいですねぇ。なんと今回は自分のセットに赤線をひっぱってかけた曲を消していくという恒例の行事までもがなくなっていた。なんか痩せたしかべさんが去年と違う。こんなのかべさんじゃない。やっぱりヤダ!(しつこい)

そしてnoricoさんの到着を待っていたかのように(実際待っていたのだが)、マイブラがダンス・サウンドにアプローチした「Soon」がかかる。ぼくはnoricoさんをいきなりフロア中央に連れてきていっしょに揺れた。最後はジョニー・マー作のインストが元という、これもマンチェつなぎといえなくもないブライアン・フェリーでぼくのセットへ。

★KABE 1st
気配りのDJ、またの名を「暴れん坊将軍」こと、かべさんのセットがスタート。曲はファルコ「Vienna Calling」。なぜか7"と12"両方をディスプレイ。僕も思わずジャケと同じポーズを決めてみる。そして、「この思いっきりNew Orderなリズムは誰?もうバーニー登場!?」と一瞬思ってしまうほどのダンサブルな曲が流れ出す。何とベリンダ・カーライルの大ヒット曲のShep Pettiboneによるリミックス。こんなのあったんですね〜。実にかべさんらしい選曲。

マンチェ期の4ADを代表するバンドだったLushの曲から、豪のネオアコバンドGo Betweens、再結成前ラストアルバムからのシングル曲へ。いや〜ゴービトってこんなにアグレッシヴだったかしら!?と感激至極の名曲に涙。そして、アノラックからマンチェへと転身した代表的バンドSoup Dragonsのグルーヴ・クラシックでみんな気分を開放せよ!(と、かべさんは言ってたと思う)

続いてピーター・フックのプロジェクトRevenge。その昔、川崎のクラブチッタで観たフッキーのパフォーマンス(両手を高く伸ばし、それを交互に頭へポコポコ叩くようにゆっくり動かすヘンな動作)を思い出す。

恐らくnoricoさんを狙い撃ちしたであろうマイブラのグルーヴ名曲「Soon」。インディダンス全盛だった当時の音を集めたクリエイションのコンピ「Keeping The Faith」がディスプレイされ、フロアはアシッドな空気に怪しく包まれる。反復するリズムがめちゃめちゃ気持ち良い!まさに「聴く音楽」ではなく「効く音楽」といった感じだ。個人的にはもう1曲くらいマンチェな展開を期待(笑)するも、曲はブライアン・フェリーヘ展開し、かべさんのセットが終了。


そして今回ゴスの帝王アンドリュー・エルドリッチのゴスプレで臨んだぼくの1stセットです。去年はミーティングの結果、なぜかぼくがプラスチックスをかけることになってしまったけど今年はそんなことなくてよかった(笑)。ぼくのセットに合わせたかのようにNozapiiさんも登場。腰痛で踊れない状態だったらしいが、ずっと座らずにぼくを見つめてくれた。照れるなぁ。

REUが持ってるのがこの日のぼくの1曲目。まずは夏らしくせまったブルー・ロンドの日本盤7インチ。その後ポール・へイグ(来てなかった人のリクエスト(苦笑))のファンキーなエレポップへ。そして何の脈略もなく今回のテーマ(そんなのはないが)暗黒タイムへ。

ジャケはジザベルの泣きまくる名曲7インチ(ちなみに12インチとはジャケ違い)。こんな写真があるならジャケの大きい12インチ持ってくればよかったと少し後悔。プレイ・デッドも最高の名曲を用意してきたので、もう少しこの時点でお客さん入っててほしかったかな。

その後は3年連続参戦のnoricoさん用にプチNDW特集。早い時間じゃないとやりにくかったので、この時間にちゃんと来てくれててよかった(Contaさんフロアに連れてきてくれてありがとー)ジャケはそのNDWの中からフェルファーベンです。ぼくのゴスなポーズもバッチリ決まってますね(笑)。

パレシャンのデぺ化したシングルの後は、リクエストがあったのであまりにも唐突にラモーンズ。それでもパッと反応してフロア最前線に躍り出てくれたJEMMYさん、ラストまでバーストしてくれてありがとうございます。

最後はシュウさんが来てくれたので(そういう理由で単にかけるきっかけがほしかっただけかも)お礼にライドの名曲1stシングル。次の三浦のユーリズミックスへ完璧なつなぎです(そんなことはない)しかしパレシャン、ラモーンズ、ライド、ユーリズミックスへ流れるイベントなんて絶対ないでしょう。

★Amabile 1st
いよいよ一巡目のトリ、Amabileさんの登場だ。気が付けば、場内にもだいぶお客さんが入ってきている。ガンガン踊る人は少なかったけど、なかなか良い密度。echoさんやNozapiiさんの姿も見えたでしょうか。

夏らしくファンカラでスタートということで、ブルー・ロンド・ア・ラ・ターク一番の名曲が流れる。そして僕も大好きなポール・ヘイグのシングルへ。おー!と思いつつも、確かこの時noricoさんとの会話が弾んでいたためフロアへ突進できず(笑)。何でもこの曲をリクエストされた方がいたとかで、来年は是非ご挨拶させてください(笑)。

かけるので予習して来てねとAmabileさんに言われたGLJの「Bruises」、結局テープがすぐに見つからず予習間に合いませんでした(汗)。そのうちちゃんとレコ買おうと決意。そして続くPlay Dead辺りからはもう完全にAmabileさんの独走体勢に突入。ファンカラティーナからスタートしたとはとても思えないそのダーク&ドイツな選曲はやはりラストセットへの序章か? 

プチNDW特集だったそうですけど、となるとnoricoさんがいないと始まらない!?と感じた僕は、いつの間にかイスでまったりシュウシャインさんと話し込んでるnoricoさんに声をかけ、無理矢理フロアへ(シュウさんごめんね)。

デア・プランやパレシャンが聴けて良かったなーと思いつつ、noricoさんてばホルガーヒラーが好きなんじゃなかったか?まあいいか。そしてAmabileさん本人も自画自賛の強引なつなぎでラモーンズへ。去年はラストセットだったけど今年は1stでの早い時間でしたね。フロアの前線で思いきり弾けてくれてたのはJEMMYさんだったのだろうか? 

そしてラストはライドの轟音エクスタシー名曲で恍惚と終了。

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