80's ROMANCE in TOKYO Version4 @ wedge

PART 1

ついにスタートしてしまった80's ROMANCE in TOKYO Version4。まずはついに一児の父親になってしまった回す証券マン(支店長代理)μraの1stセットからスタート。今年のμraの服は暗黒です。ブラックです。ブラックといえばプリンスですね。というわけで今年の1曲目は、アート・オブ・ノイズやエイジ・オブ・チャンスもカヴァーしたプリンスの「Kiss」でした。ハイ、どーでもいいです。ぼくなら絶対エイジ・オブ・チャンスのカヴァーをかけます。これは練習曲だったということにしておこう。その後もリック・スプリングフィールド、ロバート・パーマー、チャーリー・セクストンと、ぼくにとってはどーでもいいロックな曲連発。いや、でもこういう曲も80'sのイベントには必要ですよ、うん。逆にこんな早い時間からUK New Waveはもったいないもんね。ビックリしたのはやたら音響がいいこと。去年も悪くなかったけど、今年は格段によくなってました。過去最強と言っていいサウンド・システムの中、どろどろとしたNWが大音量でかかるなんて幸せ(この時点ではまだ幸せじゃない)

そしてついに東京でもついにNWでもなんでもないビッグ・ネーム、マドンナがかかってしまったわけですが(今年はμraが忘れずに持ってきてた、ちくしょう。ジャケ写なんて撮るもんか)、なんとすでにマドンナで踊ってくれる人がダンサーズのContaさん含め3人も。1人は去年もその華麗なダンスでフロアを盛り上げてくれたTさんだ!今年はお友だちもたくさん連れてきてくれて、ほぼスタートと同時の参戦でした。そして最後まで踊り続けてくれました。ありがとうございます!でもマドンナで踊るとは思わなかった(その後もユーロで踊ったりとかけっこう謎だった)

次の曲はやっとニューウェイヴィーなブック・オブ・ラブの1stシングル「Boy」。アメリカのグループだけどエレポップだもんね。日本でもシングルカットされて、ディスコなどで小ヒット(笑)しました。しまった、ジャケ写撮るの忘れた。次の曲はニック・カーショウでだんだんいい感じになってきた。ミディアム・テンポだけどいい曲だよね。REUは予告なしで作ってきた特製CDを配ってます。Cure来日署名運動の百頭人さんもほぼスタートと同時に参戦。今年のCureは最初から大トリの予定でした。感動的ですらあったラストの「Boys Don't Cry」まで長時間ありがとうございました。CDまでいただいちゃって申し訳ない。もうずっと応援しますよ。

そして曲はATFの「秘密警察」からスパークスへ。「秘密警察」はファルコのオリジナルの方が有名かもですが、ぼくはATFの方が好きだな。ドイツだし(笑)。スパークスはスージー&ザ・バンシーズもカヴァーした初期の名曲。後半はNWっぽくなってきていいぞμra!その調子でがんばれ!あっ、もうこれで終わりか。でもこんな早い時間から踊ってくれる人いてよかったね。来ていきなり踊りだすなんて東京のお客さんは素敵。しかしこんな時間からけっこうお客さん来てくれたんですよね。おもいきってお店休んで日曜開催にしてホントよかった、とうれし涙にむせぶぼくであった。

■μra's 1st
一通り説明が終わるととりあえず音出し、というか、これってもう1発目なの??という雰囲気でμraさんが回し始める。曲はプリンスの"Kiss"。さすがミウミウ、ベストヒットUSA魂炸裂のオープニングで早速フロアを俺色に染め上げる。これぞ80's。逆にこういう音を想像して来場してくれるお客さんもいる(た)かも知れない。そんな80'sヒッパレ好きはμraさんの1stセット聴き逃し厳禁〜!(笑) 続くリック・スプリングフィールド&ロバート・パーマーでさらにヒート・アーップ! ez2goさぁーん、ロバート・パーマーかかってますよぉ〜(僕の心の叫び) そして次はヒートつながりでグレン・フライのヒート・イズ・オンか!?と思いきやチャーリー・セクストン。ロック男ヴォーカル物3連発!気合いだーっ! そうこうするうち、DJはまだトップバッターのμraさんだというのに何とお客さんがチラホラ。4、5人・・・いやもう少しいただろうか? フロアの方にこそいないがイス側がポツポツ埋まり始めてるじゃないですか! 去年からは考えられない早い集客ペースに驚きを隠せないAmabileさん。日曜開催の効果が早くも出始めたことに嬉し涙で前が見えない僕。もちろんかべさんやREUさんもそれは感じていたはず。μraさんだけはチャーリー・セクストンに酔いしれていた・・・。

一番乗りはどなただったか覚えてないのですが、早々のご来場ありがとうございます! Jemmyさん&Zodiacさんも早い到着で、すでにこの辺りでお姿あったかと記憶してますが。去年はラモーンズで弾けてた姿が印象的だったJemmyさん。その後BBSでのやりとりもあり、今年はスムーズ&フレンドリーにお話できて嬉しかったです! そして今年はJemmyさんなくしてはあり得ない最高のフロア・グルーヴが待っていることを、この時点の僕は全く想像できてませんでしたよ。本家ダンサーズの欠員を補って余りある活躍をしてくれてホント感謝! そしてZodiacさんもネオサイケ系がお好きということで、Amabileさんのセットでは大いに楽しめるんじゃないかなーと僕もワクワクしました。それから確か百頭人さんも、かなり早い時間にお見えになった気がしますね。キュアーのビデオ上映会イベントのフライヤーを配られていて、僕も一枚いただきながら少しだけお話できて嬉しかったです! 地道な来日署名運動には頭が下がります。僕も今回のイベント前にはキュアーのシングル集を何度も聴き返してました。やっぱ素敵なバンドです。現役なのも頼もしい。まだ署名をしてない方は今すぐ百頭人さんのサイトへGO!

去年とは違ってハイペースな滑り出しの中、曲はあくまでμraカラーで展開。今年もその鋭い選曲眼に迷いはないようだ。おーっと出ました!μraさん1stセット最大の山場(笑)マドンナだ! Amabileさんの冷ややかな視線を一身に受けながら我が物顔でプレイするミウミウ。しかーし!この時点で僕を含めてなんと3人もフロアでダンシング・イン・ザ・ストリート!(は去年か) いや〜、フロアにダンサーズの自分がいるのは当然としても、それ以外にお二方も踊っていただけるなんて(しかも結構ノリが良かったデス。というか踊りが上手な方でした☆) こりゃあμraさんも感無量だったでしょう。僕も踊りながら、お名前存じ上げないのが歯がゆい思い。そう言えば、去年もフロアの華として華麗な踊りを披露してくれてたあの長髪の彼だ。結局この日最後までお話する機会を逸したままでしたが、来年こそは頑張って声をかけてみよう、そんな思いをこのレポを書きながら強くしております。来年こそどうぞヨロシク! あ、もしご覧になってましたらBBSにも是非(笑)。そんなダンサーが織り成す魅惑のトライアングルはまさに"Into The Groove"。考えてみればこのマドンナでのプチ・ディスコな盛り上がりが、後のディスコ大会 in 80's ROMANCEへの布石となっていたのかも知れないことはこの時点では誰も予想できなかったに違いない。そう、あのexcellent.の首領以外は・・・。

曲は米のエレポップバンドBook Of Loveを挟み、ニック・カーショウの大ヒット曲"The Riddle"へ。懐しさのあまりもしかしてここでもう少しフロア密度が上昇したかも知れない。続くAfter The Fireでも「これ好き」とジャケを手にしながら踊ってくれたお客さんがいたような気がします。そして時代は一気に遡りスパークスへ。独特のアートポップ感が充実していたアイランド時代のシングル曲。僕も心の中でAchooさんと踊った。


REUの1曲目はなんとダニー・ウィルソンの1stアルバムからの超名曲。当時UKで流行っていたスティーリー・ダン症候群の中でも抜群に曲がよかった。しかもギターポップじゃないか、いいぞREU!その調子だREU!しかしREUがギターポップを連発するはずもなく、いきなり曲はエレポップのリフレックスへ。1stアルバム後にリリースされたシングルだけど、噂では少数出回った幻の2ndアルバムに収録されているらしい。次の曲はNew Musikの2ndアルバムからでエレポップが続きます。トニー・マンスフィールド大好き!New Musikもいいけど、彼のプロデュース・ワークも最高。ヴォコーダー使ってるところが今聴いても新鮮。

曲はトムトムクラブの当時ディスコでも大ヒットした「おしゃべり魔女」へ。トーキング・ヘッズの女性メンバーから成るユニットだが、ラップを流行させるきっかけにもなりましたね。最近ではChicks On Speedがオリジナルのまんまカヴァーして一部で話題でした。そしてスリッツからポップ・グループと近年再評価されまくりのダブ、ファンク系のNWへ。この2バンドはスプリットで7インチをリリースしたり、プロデューサーが同じDennis Bonvellであったり共通項が多い。ポップ・グループの「She Is Beyond Good And Evil」はアルバム未収シングルでかなりの名曲。ちょっとだけREUの世界(笑)。

マノネグラの約1分の曲(笑)をはさんでREUの1stセット最後の曲はボルショイの「日曜日の朝」。もちろんヴェルヴェット・アンダーグラウンドの名曲カヴァーだ。というのはうそだ。2ndアルバムからのシングルでジャケもいいですね。今年も遠く静岡から参戦のJemmyちゃんとボルショイのTシャツ(売ってるわけないので手作りでしょう)で参戦のZodiacさんが揃ってたので早くも登場。名古屋じゃあ誰も踊ってくれないのに、2人とも喜んで踊ってくれてよかった。2年連続でボルショイがかかるなんて快挙でしょ?素晴らしきかな80's ROMANCE。まるでかべさんがプレイしてるみたいだけど、次の曲のセッティング中なのだ。

■REU's 1st
ここでDJはμraさんからREUさんへとバトンタッチ。ダニー・ウィルソンの名曲"Mary's Prayer"が流れ出す。いやぁいつ聴いても良い曲。大好きです。New Waveも好きでこういう音も好きな方、是非お友だちになりましょう(笑)。そして脈絡ないけどRE-FLEXへ。まあ限られた時間で曲をつなぐ以上やむなしですね。ニューロマ感もあるけど硬派な感じ、メロディアスでダンサブル、非常に好みなバンドです。でもアルバム未収シングルということでこの曲は初聴きでした。いつか中古で買いたいぞと。クールなエレクトロ感を踏襲しながら、次は透明感溢れるエレポップバンドNew Musikへと展開。エレポップとはいえギターポップ系のファンにも十分受け入れられそうな音作りで個人的には大好き! といいつつ、この曲はあまり聴き覚えなかった&シングルなのかしら?(汗) 国内盤のCDがディスプレイされる。おっと!ボーナス入りだったのかー、知らなかった。

そして曲はTom Tom ClubからSlitsへ。女性物New Waveバンドが得意なREUさんらしい選曲に去年のAu Pairsを思い出す。SlitsからPop Groupへはメンバーの絡みもあるし自然な流れだったが、急展開のマノ・ネグラはやはり"REUさんの世界"。しかし勢いのある曲にフロアの反応も悪くない。Jemmyさんもジャケを手に取り、曲を気にかけてる様子。

そしてREUさんの1stセットのラスト、ボルショイの名曲"Sunday Morning"が流れ始める。僕も好きな曲で嬉しい! でも何より嬉しかったのは今回BolshoiTシャツで臨んでくれたZodiacさんではなかったでしょうか。ボルTで聴く大音量のボルショイ、こんな素敵なシチュエーションを実現したZodiacさんは間違いなくこの瞬間フロアの主役でした。そしてすぐ横ではJemmyさんも楽しそうに踊っている。哀愁漂いまくりのミディアム・ナンバーで、熱くなったフロアを和らげるREUさん。ピアノの音色といいメランコリックな間奏のギターといい、いやほんと名曲。


かべさんの1曲目はGO-GO'sのジェーンさんのヒット曲。ボルショイからの流れもバッチリですね(笑)。いや、GBHで入る予定だったみたいですが、パンク専務さんが来てなかったので変更したようです。そしたら専務さんってジェーンさんも好きだったみたい。でもかけちゃったものはしょうがない。次の曲はニューオーダーのその他2人、その名もThe Other Twoのデビューシングル「Tasty Fish」。ニューオーダー・ライクな軽快なエレポップでフロアを彩る。そしてPet Shop Boysがライザ・ミネリに提供した「Losing My Mind」へ。PSB自身もセルフ・カヴァーしてる名曲です。彼女のアルバムでは「Rent」や「Tonight Is Forever」などPSBのカヴァーも披露されています。

かべさん得意のエレポップ攻勢に続いてはなんとブルー・メルセデスだぁ。もちろん1stシングル「プロパティ」ですが、プロデュースはPWLのフィル・ハーディングで、アイドルらしいごきげんな(笑)ユーロ・ダンス・チューン。来年はブロスを希望。ワ・ワ・ニーでも可。ここでかねさんとパンク専務さんがお揃いで登場したので、タイミングよくマッドネス。後期の曲だけどポップないい曲です。ぼくの左の男性の方、かべさんからお名前聞いたような気もしますが忘れてしまいました(汗)。ゴメンナサイ。早い時間からフロアを盛り上げてくれてありがとうございます。

80's ROMANCE東京支部長のかべさんもレジデントDJを努めるProject: ELEKTRAのオーガナイザーA04さん登場。この写真だとわかりにくいですが、シャツが光ってます。なんか外人さんってカッコいいなぁ。2年連続の参戦で今回もラストまでフロアを盛り上げてくれてうれしかった。来年は打ち上げにもぜひ。右に写ってる方はお名前は存じ上げませんが、お友だちと早い時間からご来場してくださってかなり遅くまでいてくれました。ありがとうございます。

皆勤賞のechoさんも早い時間にコソッと登場。いつもぼくに止められるのがイヤでコソッと帰っていくのだが、今年もコソッと帰っていったのは言うまでもない。なんだか髪型や服装までコソッとしている。echoさんリクエスト(本人は否定していたが)のG.I.オレンジ「サイキック・マジック」は、あの日フロアへの突進曲としてかなり重要な役割を果たしてくれたんですよ。じつは影の功労者だったんです。

Narumiさん、去年同様早い時間から最後までありがとうございました。メイクもYMOシャツもバッチリ決まってましたよ。今年も自作曲のCDいただきましたが、ニューオーダーみたいでカッコよかったです。ウルトラヴォックスの「Reap The Wild Wind」をリクエストしてくれたお友だちもありがとうございました。1曲しかリクエストに答えられなくてゴメンナサイ。来年もまたリクエストしてくださいね。

曲はファクトリー在籍時、初期ジェイムスのシングルへ。あのスミスも敬意を表してカヴァーした名曲だ。そしてKing Of Luxembourgによるモンキーズのカヴァー「Valleri」へ。ギターポップだしぼくとContaさん(なぜか今のところ登場少)と2人で最前列を陣取ってちょっとだけ暴れたような気がしないでもない。DELKOMやキリング・ジョークでめちゃくちゃ暴れてくれたYさん(間違ってたらゴメンナサイ)、初参加ありがとうございました。お名前わかりませんが、外人さんの方もたくさん踊ってくれてうれしかったです。お二人とも来年もぜひよろしくお願いします。

続いてカウパンクの雄ポーグスの「If I Should Fall From Grace With God」へ。Jemmyちゃんに「フォークダンスとつなげたかったでしょ?」と言われたけど確かにそうだ。しまったー。来年かけよう。そしてかべさん最後の曲はなんとハードコア・パンクの重鎮G.B.Hの「Do What You Do」だぁ。でも今回のこの曲はリミックスされていてゴリゴリのハードコアではなく、彼らにしてみればダンス・サウンドへのアプローチ。でもぼくなら当然もっと初期の速い曲かけます(笑)。早い時間だし一揆がおこるわけはないけど、いい雰囲気でぼくのDJへバトンタッチ。次はディスチャージにつなげたいと思ったりした。

■KABE's 1st
続いてのDJはかべさん。ファーストタッチはジェーン・ウィードリンの名曲"Rush Hour"だ。ボルショイでの叙情的な空間を一転、軽快に彩る。そう言えば去年の1stセットでベリンダ・カーライルをかけてたのもかべさんだった。ゴーゴーズお好きなのかなーなんて思って聴いてると、しげしげとジャケを手に取って眺める男性の姿あり。かべさんやez2goさんのお知り合いのodaさんだ。僕も今回少しだけごあいさつできた方でしたが、何でもGo Go'sのライヴはリアルタイムに経験されたそう。う〜む、"Rush Hour"のジャケへ注ぐ視線にも深みが。

軽快なリズムを引き継ぎながら曲はThe Other Twoへ。実にかべさんらしい選曲だ。ブース直下付近にいた女性のお客さん、何人かいたけどお仲間同志かな? 心地良さそうにカラダを揺らしながらも、時折ジャケに手を伸ばして曲を確認することも忘れない。そうです、ジャケはガンガン手に取ってジロジロ眺めましょう! そのためのディスプレイ、そのための譜面台(らしい)なんですから! 僕もジャケが変わるたびにいちいち確認。曲は知っててもシングルまでは持ってなかったりするのもあるからやっぱジロジロ見ちゃいますねぇ。まあ常にフロア最前列にいるので単に取りやすいというのもある(笑)。曲はPet Shop BoysのProd.物ライザ・ミネリからブルー・メルセデスへと、80's後半を得意とするかべさんらしい選曲でダンサブルに進行してゆく。

次々とプレイされるグッド・ビートの数々に耳とカラダを反応させながらも、視線は絶えずフロアを見回す僕。誰か知ってる人はいるかな〜?と、おお〜っと!あの姿はかねぼんさん&パンク専務さん。いらっしゃいませ〜お待ちしてましたぞ! 今年も当然のごとくハグ!ハグ!&ハグ!ってな勢いで、うきゃー!と背後からかねさんにごあいさつ申し上げているAmabileさん。もはや儀式なのね(笑)。でも僕の加勢が遅れたためか、三人でダンゴ状態にならなかった分大人しめのあいさつだったかしら? 僕も一年ぶりにご対面〜ってな感じでやっぱりかねさんの笑顔を見ると自然と元気になりマス! パンク専務さんも一年ぶりですね! まあまあ、来るべき一揆に備えてですね、まずはゆっくりとグラスでも揺らしててくださいな〜と、そんな雰囲気で和やかに。そしてお二人には、夕べ遅くまでチマチマ作業して完成させた自作CDRを手渡す。専務さんからはパンクバンドの映像を集めたDVDをいただいた。嬉しいっ、ありがとうございます!

かべさんともProject:ELEKTRAにてそのDJチームの一角を構成しているNozapiiさんの姿もある。去年は腰の痛みを押しての来場でしたが、今年は体調も良いとのことでヨカッタ。ご来場ありがとうございます! そしてそのNozapiiさんに先着100万名様用のプレゼントCDRを手渡すREUさん。何でもこのCDR作業のため前日は一睡もせず東京入りしてしまったらしい、そして東京までの高速を交代ナシの200km/hでカッ飛ばしてきた・・・ということはないと思うが、でも小柄なベビーフェイスに似合わず(って自分も人のことは言えない)タフネスと気配りを兼ね備えたREUさんである。帰りの運転もガンバッてね〜! 選曲が異なる二つのディスクを見ながらどっちにするか考えるNozapiiさん。というか二種類も作ってきてたんだREUさん。やるなぁ。

フロアではマッドネスに続いてジェームスの曲が鳴り響く。スミスがカヴァーした"What's The World"とはまた渋い。スミスはもちろん後半にかかるのだが、彼らがカヴァーしたオリジナルを別にかけるなんてニクイ選曲ですねぇ、かべさん! そしてカヴァーつながりでサイモン・ターナーことルクセンブルグ王によるモンキーズの名カヴァー。フラメンコ調な間奏のギターソロにサイモンのシャウト!ヴァ〜ア〜ア〜ア〜ア〜レリッ♪ いやー最高だ。

でもってポーグスのお祭り騒ぎ的ナンバーへとなだれ込む〜。正直この時間帯でのフロア温度を考えるとポーグスは早めかな!?とも思ったけど、1stセットから盛り上げようとするかべさんの心意気が漲る。そしてその気合いのままラストのG.B.Hへ! かべさんがG.B.Hとは意表をついた選曲だったが、重戦車で突っ走るかの如きヘヴィなグルーヴに僕も思わずヘッドバンギング!(当然後日筋肉痛でーす)


というわけでぼくのセット最初の曲はピッグ・パッグ。去年パンク専務さんにリクエストされてたんだけど、あまりにも直前でかけられなかったのでその雪辱。おお、Nozapiiさんもいつの間にか登場。去年もあの位置だったけどそこの場所好きなのね。今年もじっとぼくを見つめるんだもん。照れるなぁ。ばにおさんも発見!3年連続の参戦ありがとうございます。Sさん、初参加&2枚組MixCDいただいちゃってありがとうございました。Jemmyちゃんなに泣いてるの?そんなにこの曲に感動したの?(目にゴミが入っただけの可能性大)

次の曲はSEA BATさんリクエストのTelevision Personalitiesだぁ。おぉっと、SEA BATさんドリンクを注文したらすぐフロアに直行だ。ノってます。喜んでます。エアギターです。右側の女性の方、お名前わかりませんが早い時間からフロアを盛り上げてくれてうれしかったです。

次のオリジナル・ミラーズはContaさんとJemmyちゃんのリクエスト曲。シングルカットはされてないんだけど、リクエストだからしっかりかけましたよ。2人ともここぞとばかりにめちゃくちゃ弾けてくれました。続けてJemmyちゃんとZodiacさんリクエストのゴースト・ダンス。曲が始まった途端Jemmyちゃんの雄叫びがフロアに響き渡る。そして責任をとるかのように歌いながらバースト(笑)。

次はかねさんリクエストのミッションが早くも登場。てかここまでリクエストされた曲しかかけてないぞ。当然ZodiacさんやTさんも踊るよね。曲は名盤1stアルバム冒頭を飾る「Wastedland」ですが、じつは2枚レコードを使って5分くらいの曲を間奏削って1分短縮してます。誰も気づかなかったのはいいことなのか?そうなのか?みんなそんなにぼくを見つめないで。イヤッ。あっ、ジャケットか。

うおぉ!Snake Corpsだ。Contaさんナイスな写真です。ネオサイケ屈指の名盤1stアルバムにも収録されてる大名曲シングル。ああ、なんていい曲なんだ。この日初めて自分の意志でかけた曲だ。パンクなふりをしてかけるネオサイケの味はまた格別(笑)。ごく一部(Contaさん、Zodiacさん、Jemmyちゃん)でのみ盛り上がってくれてありがとう。これで3人とも立派なネオサイケデリアだ。今は亡きネオサイケデリジ(eiji)さんの意志を継いでがんばってほしい。

次はContaさんアルバム購入記念のブラックの初期シングル。リヴァプール・ネオサイケの超名曲。この写真だとわかりにくいですが、かなりバーストしてくれてます。なんてたってアイドル、じゃなくてさくらダンサーズ東京支部長。今回ダンサーズはContaさん1人だけど、日本の愛と平和のためがんばれダンサーズ!歌えダンサーズ、踊れダンサーズ!戦えダンサーズ!暴れろダンサーズ!狂えダンサーズ!(しつこい)次の曲からエレポップにシフト・チェンジ。哀愁溢れるTFFのデビューシングルから、再発も決まったザイン・グリフのデビューシングルへつないでぼくの最初のセットは終了。帰り際に「ザイン・グリフよかった」と言ってくれた女性の方、個人的に親しくなりたいので見てたらAmabileに励ましのお便りを出そう!

■Amabile's 1st
コスプレ七変化のパンク美容師、Amabileさんの登場だ。1曲目からリクエストに応えるという気遣いプレイ。毎年マイナー名曲をこっそり大音量でかけるのもAmabileさんだが、お客さんのリクエストに敏感なのもやっぱりAmabileさん。去年はかけられなかったパンク専務さんのリク曲PIGBAGの名曲からスタート! 一年越しにフェイヴァリット曲がかかって良かったですね、専務さん! 僕も大好きな曲だったので気持ち良くステップ。

そして続いては、毎年来てくれているSEA BATさんへ捧げたTelevision Personalities。事前の様子だと1stセットに間に合うか微妙な感じだったけど、予定通りのご来場ありがとう!という気持ちを込めてリクエスト曲をスピン。アルバム曲なので、シングル派のAmabileさんとしては苦渋の決断だったようだ(笑)。好きな曲を爆音で浴び、エア・ギターをキメるSEA BATさん。

続いてはJemmyさん&僕のリクエスト、Original Mirrorsの哀愁疾走名曲"Chains Of Love"だ。キャアアア〜〜!と狂喜の雄叫び約二名。僕も最高にエンジンが加速し、今まで温存していたパワーをほぼMAXに放出(笑)。クラブで好きな曲が大音量でかかることの幸せを噛みしめる。でもシングル曲じゃないんだぁこれが。そしてGhost DanceではJemmyさんがエア・マイク(?)で熱唱するかのごとき心酔ぶり。僕もこの曲は知ってたので懐しい気持ちで踊る。

常連客のリクエストが連発するなか、Missionの"Wasteland"を合図に当然かねさんがフロア最前列へレッツ・ゴー! 僕も両手を挙げ、まるで気を送るように左右に揺らしながらかねさんと交信。今もなお本国ウォルバーハンプトンで鳴り響くウェイン・ハッセイのスピリッツを英国帰りのかねさんから分けてもらったような気がした。しかしAmabileさんはこの曲でアルバムからシングルへ誰にも気づかれないようにつなぐというウルトラテクニックを披露していたとは。もう〜テクニシャン、な・ん・だ・か・ら!

Missionが放った凛々しいダークサイケデリアの空気感をそのままにSnake Corpsの"Victory Parade"でシフトアップ。ネオサイケ特有の泣きと疾走感が遺憾なく発揮されたその音は、やはり本家サドラヴァより断然アグレッシヴだ。しかしイントロクイズで明らかにZodiacさんやJemmyさんに負けた自分がそこにはいた(苦笑)。そして、ヒットした"Wonderful Life"のイメージとは明らかに一線を画す、哀愁帯びまくりのブラック初期の名曲へ。この辺りはもうAmabileさんの意のまま、流れるように空間が彩られてゆく感じだ。見た目はパンクだが選曲眼はサイケデリア。その場にeijiさんがいなかったのが悔やまれる。

そしてTFFのデビュー曲へはやはり哀愁つなぎか? ラストは以前Amabileさんに教えてもらったザイン・グリフのシングル。アップテンポで申し分ない名曲! リクエストをふんだんに盛り込みながらも自分のカラーを色濃く反映させたAmabileさんのセットが終了。フロア温度もイイ感じにSAKUMAさんへバトンタッチだ。


BACK   NEXT