08' 3/29 ATOMOSPHERE - featuring Ian Curtis movie CONTROL SETLIST @ Apollo Theatre

1st Set

1. SHE'S LOST CONTROL / JOY DIVISION ('79)
2. DEAD SOULS / NINE INCH NAILS ('94)
3. HERE IS THE HOUSE (Mega Dance Remix) / DEPECHE MODE ('01)
4. METROPOLIS / KRAFTWERK ('77)
5. VIRGINIA PLAIN (Headman Re-Work) / ROXY MUSIC ('07)
6. LIGHT MY FIRE (Edit) / THE DOORS ('67)
7. THE PASSANGER / IGGY POP ('77) - SIOUXSIE AND THE BANSHEES ('87)
8. WHITE LIGHT WHITE HEAT / THE VELVET UNDERGROUND ('68)
9. SATELLITE OF LOVE 2004 (Dab Hands Retouch Edit) / LOU REED ('04)
10. JUST FOR ONE DAY (HEROES) (Radio Edit) / DAVID GUETTA VS. BOWIE ('03)
11. SUFFRAGETTE CITY / DAVID BOWIE ('72)
12. TELEGRAM SAM / BAUHAUS ('81)
13. EVER FALLEN IN LOVE (WITH SOMEONE YOU SHOULDN'T 'VE)? / VARIOUS ARTISTS ('05)
14. SHADOW PLAY / WARSAW ('78)
15. CEREMONY / JOY DIVISION ('79) - NEW ORDER ('81)
16. DREAMS NEVER END/NEW ORDER ('81)
17. BLUE MONDAY (Razormaid Mix) / NEW ORDER
18. HERE TO STAY (Radio Edit) / NEW ORDER ('02)
19. LOVE WILL TEAR US APART (The Penny Version) / JOY DIVISION ('79)

1.1stアルバムUnknown Pleasures収録で、映画「CONTROL」のタイトルの由来にもなった名曲。もちろん映画でもキャストで素晴らしいプレイが披露されています。

2.オリジナルはJoy Divisionの編集盤Stillに収録。Nine Inch Nailsのカヴァーは「The Crow」という映画のサントラに提供した曲でThe Downward Spiralのデラックス・エディションに収録。オリジナルには敵うべくもないがJDのカヴァーの中ではかなりいい出来だと思う。

3.86年リリースの名盤5thアルバムBlack Celebrationに収録。デぺの選曲はMODE 3でかからなかった曲で、なおかつ5月の80's ROMANCEでかからないであろう曲ということでかなり悩んだ。アントン・コービン絡みなら6thアルバムか7thアルバムからなんだけど、イベント的には5thアルバムのタイトルは相応しいと思う。「Here Is The House」はシングルカットされてないが隠れた名曲で、今回はブート盤からフロア向きにアレンジされたダンサブルなリミックスで。

4.一般的に最高傑作として挙げられることが多い78年リリースの7thアルバムThe Man-Machineに収録。現代のテクノにも通ずる四つ打ちのダンサブルなマシーン・ビートが特徴。機械的でありながら流麗なシンセの響きがこの上なく美しく恍惚感をもたらす。確実に後のテクノのルーツにもなっているはずだが、サントラにもAutobahnが収録されているようにJoy Divisionがシンセを積極的に取り入れたのはこのKraftwerkからの影響が大。

5.72年リリースのデビューシングルで間違いなく初期Roxy Musicの代表曲だが、じつはサントラに収録されていた「2HB」収録の1stアルバムRoxy Musicには収録されていない。今回は昨年リリースされた3枚のリミックス・シングルから、オリジナルを生かしきってロッキンなビートを強調した最高のリミックスで。

6.67年リリースのデビューシングルで1stアルバムThe Doorsに収録の名曲。サントラには収録されていないが、イアン・カーティスが好きだったので映画にはチラッと登場。Joy Divisionはもちろんのこと、後のネオ・サイケデリックに与えた影響は多大なものがある。

7.ここからはイアンの憧れだったデヴィッド・ボウイにも関連した曲を続けて。イギーは「Sister Midnight」収録のソロ名義の1stアルバムThe Idiotからかけるべきだったかもしれないけど、バンシーズのカヴァーとつないで1曲にしたかったので。イギーのオリジナルはThe Idiotから半年後にリリースされた2ndアルバムLust for Lifeに収録で前作に引き続きボウイが参加。バンシーズのカヴァーは8thアルバムThrough the Looking Glassに収録。なお映画ではバンシーズの2ndアルバムJoin Handsが重要な場面で使われている。このアルバムからかけるなら「Playground Twist」だったけどあまりフロア向きじゃないからね。

8.2ndアルバムWhite Light/White Heatに収録で後にボウイがZiggy Stardust: The Motion Pictureでカヴァーを披露。Joy Divisionはこのアルバム収録曲の「Sister Ray」をカヴァーしていてStillに収録。この事実からもJDがパンクを通過したヴェルヴェッツ・チルドレンだったということがわかる。

9.オリジナルは72年リリースのソロ名義の2ndアルバムTransformerに収録で、プロデュースはのボウイとミック・ロンソン。そう、Ziggy StardustのThe Spiders From Marsが全面参加していてボウイが素晴らしいバッキング・ヴォーカルを聴かせてくれる名曲だ。映画ではこのアルバムが置いてあるイアンの部屋が映し出される印象的な場面があるので、どうしてもヴェルヴェッツと両方使いたかった。Satellite of Love 2004はフロア向きにアップテンポにアレンジしたエレクトロ・ハウスなリミックス。

10.77年リリースでベルリン三部作の2作目にあたるHeroes収録の名曲リミックスでサビの歌詞をタイトルにしている。オリジナルはブライアン・イーノのプロデュースでロバート・フリップのギター。Satellite of Love 2004からは同じタイプのエレクトロなリミックスでつないで、2曲合わせても3分くらいしか使ってません。でもこういう70年代の曲の00年代のリミックスを使うことで今の時代感を表現できるし、名曲は時代を超えて生き続けているということも伝えられるんだと思う。

11.超ウルトラ大名盤Ziggy Stardustに収録のごきげんなロックンロール・ナンバー。ボウイの選曲はAladdin Saneから「The Jean Genie」を使うかベルリン三部作からか、このジギーから使うか相当悩んで結局Just for One Day (Heroes)とジギーからに。それはイアンとデボラはボウイの「Ziggy Stardust and the Spiders from Mars」のコンサートに行って恋に落ちたから。 「Warsaw」収録のLowからなら「Sound And Vision」にしたと思う。

12.ボウイの「Ziggy Stardust」の最強カヴァーを使うという手もあったけど、ボウイをジギーからにしたのでバウハウスはT-レックスの最強カヴァーでグラムっぽい流れで。4ADからリリースされたアルバム未収シングルで、1stアルバムIn the Flat Fieldのボーナス・トラックで収録。Joy Divisionと並んでゴシックの頂点に立つバンドでもある。

13.ジョン・ピールのトリビュート・シングルでもちろんBuzzcocksの名曲カヴァー。ピート・シェリー本人とピーター・フックが参加。サントラにも収録されているようにBuzzcocksはWarsawより早かった偉大なマンチェスター・パンク!

14.Joy Divisonの79年リリースの1stアルバムUnknown Pleasures収録曲のWarsaw時代のテイク。本当はサントラから1曲くらいThe Killersのカヴァーを使おうと思ってたんだけど、オープニングでかかってしまったので。Warsawの曲で予定してた「Warsaw」は結局2回目のDJでかけられてよかった。

15.New Orderの1stシングル「Ceremony」をJoy DivisionからNew Orderへつなぎました。JDのテイクはBOXセットHeart and Soul収録の未発表スタジオ・ヴァージョン。NOはもちろんギリアンが参加していないオリジナル・ヴァージョン。今回のセットでは最大のポイントで、JDからNOへの流れをどうしてもこの曲1曲で表現したかった。そしてそれはこの曲でしか表現できない。

16.New Orderの1stアルバムMovementの冒頭を飾る名曲。「Ceremony」はJD時代の曲でこの曲もまだJoy Division時代の影を引きずってはいる。でもNew Orderが未来へ向けて再び歩き始めた記念すべき第一歩の曲でもあるのだ。そう、夢は決して終わらない。

17.そしてNew Orderは「Blue Monday」を絶対にかけたかったしかけるべきだった。イアンが自殺した80年5月18日月曜日のことを歌った曲だから。今回にかぎっては短いシングル・ヴァージョンもある88年のリミックスを使うという選択肢は全くなく、あくまでも83年のオリジナル・ヴァージョンのリミックスで。最高にカッコいいリミックスだしおもいきって6分くらい使いました。

18.「24 Hour Party People」のテーマソングでChemical Brothersとのコラボレーション。本当はBlue Monday→LWTUAの予定だったんだけど、LWTUAの前にもう1曲入れてくださいということで急遽入れたんです。今回かけるべきNew Orderの曲は「Ceremony」「Dreams Never End」「Blue Monday」の3曲以外考えられなかったし必要ないと思った。でももう1曲かけるとしたら「Here To Stay」でよかったと思う。「俺たちはここにいる」とNew Orderからイアンに向けたメッセージでもあるから。

19.最後はもう説明不要、この至高の名曲。もちろん正真正銘のオリジナル・ヴァージョンにあたるThe Pennie Versionで。

2nd Set

1. VERSCHWENDE DEINE JUGEND / DAF ('82)
2. COLLASING NEW PEOPLE (Collapsing West Bam Remix) / FAD GADGET ('03)
3. SOMEBODY (Dance Cry Mix) / DEPECHE MODE ('01)
4. STARMAN / DAVID BOWIE ('72)
5. BOYS DON'T CRY (New Voice New Mix) / THE CURE ('86)
6. DARK ENTRIES / BAUHAUS ('80)
7. PRIDE (IN THE NAME OF LOVE) / U2 ('84)
8. 1963 (95 Arthur Baker Radio Remix) / NEW ORDER ('95)
9. WARSAW / WARSAW ('78)
10. TRANSMISSION / JOY DIVISION ('79)
11. ATMOSPHERE / JOY DIVISION ('80)

80's ROMANCE