Neo Psychedelic & Dark Psychedelic Night 4

SETLIST 1/11 (MON) @ ACID Tokyo

DJ's are...

久保田稔人
黒コートの部屋

Amabile
Amabile HAIR JAM

CONTA
Since Yesterday Today

ZODIAC
Spinning Round

24no
bug III

Conta 1st

1.MANIKIN / THE VEIL ('84)

2.DEAD POP STARS / ALTERED IMAGES ('81)

3.THE GRIP OF LOVE / GHOST DANCE ('86)

4.PROMISES / THE RED

5.THE DROWNING MAN / THE HOLLOW MEN ('89)

6.ENDLESS LAKES / THE ESSENCE ('85)

7.THIS IS ZERO / TV21 ('81)

8.MAKE HELL (FOR THE BEAUTIFUL PEOPLE) / THE UMBRELLA ('85)

9.GOODBYE MR MACKENZIE / GOODBYE MR. MACKENZIE ('88)

10.TALK ABOUT THE PAST / THE WAKE ('84)

11.VIOLETTE / DISLOCATION DANCE ('83)

12.WHATEVER POSSESSED YOU / CARE ('84)

13.VEIL LIKE CALM / EYELESS IN GAZA ('82)

1. UK NEW WAVE本の久保田さん解説によるとビーストというゴスバンドが前身らしい。僕はVeilのこのシングルしか知らないけど、1曲目はダークかつゆったりと幕を開けようと思いセレクト。
2. Siouxsie & The BansheesのSteven Severinがプロデュースしたデビュー曲。紅一点クレア嬢のキュートなヴォーカル&ハッピーなサウンドイメージとは裏腹に、この頃は思いっきりダークな趣き。7"のジャケだけAmabileさんから借りてディスプレイ(笑)、音はベスト盤CDで。
3. 元Sisters Of Mercy+元Skeletal Familyなバンドの86年のシングル。アタマからココまで奇しくも女性ヴォーカル3連発。
4. Sad Lovers & Giantsにも在籍したSteve Carterが結成したバンドのデビュー曲。らぐどーるさんからのリクエストにてスピン。この曲収録のアルバム"Crack"もなかなか秀逸で、スミス好きにもオススメできそうな硬派でメランコリックなギターサウンドの曲もある。
5. Salvation+Passmore Sisters(といってもどちらもマイナーか?)なメンツによる哀愁あふれる名曲。僕がロマンス本でレビューさせてもらったバンドも今回何かかけようと思ってセレクトしてみました。(ロマンス本の546ページ参照)
6. アートワークを含め正統派ネオサイケな佇まいの彼らのデビュー曲。ヴォーカルがCureのロバート・スミスにそっくりな上に音のベクトルまで似てるのが何とも面白い。
7. イアン・ブロウディーがプロデュースした彼ら唯一のアルバム"A Thin Red Line"(邦題『無次元の選択』)に収録の疾走感あふれるナンバー。シングルじゃないのが不思議なくらいにキャッチーな名曲です。
8. このシングルのみで消えた人たちらしいが、頭から終わりまでテンション高めな展開でパラッパッパ〜な女性コーラスも非常に独特なアクセントになっている。(ロマンス本621ページ参照)
9. 適度にアコースティックだったりポップだったりして焦点が定まらない分、凡庸さを醸し出してしまってる感じだけど、バンド名と同名のこの曲はメロディアスでなかなかの名曲。アルバムヴァージョンで。
10. 2曲目にかけたAltered Imagesのギタリストが結成したFactoryのバンド。ピアノでDurutti ColumnのVini Reillyも参加したシングルにてchrisさんも狙ってみました。(ロマンス本626ページ参照)
11. Buzzcocksらとも繋がりのあったマンチェスター出身バンド。女性ヴォーカリストのキャスリン加入後の、キッチュなエレクトロサウンドが飛び跳ねるシングル。Lionsmouth君が好きなバンドでもあるとのことでセレクトしてみました。
12. 元Wild SwansのPaul Simpsonと元Original MirrorsのIan Broudieのデュオによるサード・シングル。Echo & The Bunnymenとの関わりからもブロウディー関連はネオサイケ・シーンに欠かせないけど、リヴァプールのバンドはネオアコ系に通じるメランコリックさを合わせ持っているのが特徴かも。リヴァ好きのmonsteraさん狙い。
13. 初期アヴァンギャルド路線から後期メロディアス路線へ移行する過渡期のシングル。"Sun Bursts In"と迷ったけど、cndさん狙いならもう少しコアに攻めてみようという思いでこの曲に。cndさんはロマンス本でEyeless In Gazaを執筆されている方です。

Zodiac 1st

1.BAD BLOOD / BREATHLESS ('86)

2.WHEN YOU'RE SAD / A.R. KANE ('86)

3.WALLPAPER DYING (Live)/ AND ALSO THE TREES ('86)

4.CAN'T STOP / THAT PETROL EMOTION ('86)

5.THIS DAMN NATION / THE GODFATHERS ('86)

6.HAPPY BOY / COMPLICITY ('97)

7.BOOKS ON THE BONFIRE / THE BOLSHOI ('86)

8.SOMEONE'S CALLING / MODERN ENGLISH ('83)

9.GIVE ME EVERYTHING / MAGAZINE ('78)

10.NOSTALGIA (7" Version) / THE CHAMELEONS ('81)

11.REVOLUTION / MUDHONEY ('90)

1.84年デビューから一環してTenor Vossaという小さなレーベルから現在まで細く長くリリース活動を続けるバンドの86年発の4thシングル。4AD初期のバンド群のような浮遊感と疾走、潤いのあるフィードバックノイズと絶叫が曲の終盤炸裂するシューゲーザーとネオサイケの橋渡しテイストな内省的猛爆チューン。
2.フライヤーリストに記載されているのに今回初プレイ(笑) Alex AyuliとRudy Tambalaの二人によって結成された黒人版Jesus And Mary Chainと呼ばれたユニットのOne Little Indianからリリースされた乾いたフィードバックノイズがフロアーを引き裂き、やはり初期JAMCを思わせる初期の代表的1st 12"シングルでシューゲーザー開戦前夜を告げる初期の代表曲。4ADから2nd Singleを出したのちRough Tradeから88年に1stアルバムをリリース(2004に再発)、叙々に凶暴なノイズは失われていく。90年のRobin Guthrieも参加した6曲入りミニアルバム"rem"i"xes"のころになると凡庸でもはや初期の面影もない。 後にColourboxと組んでM/A/R/R/Sとして全英No1ヒット"Pump Up The Volume"を生んだのは有名な話。
3.デビュー7inch"Shantell"('83)のB面曲にして彼らの中で疾走感が群を抜いてフロアー映えするダイナミックチューンを"The Evening of 24th"というLive At The Dolce Vita, Lausanne 24th.Oct.1986.のライヴから。以前、私のイヴェントでAND ALSO THE TREES 特集をしていただいたこともあるこのサイトの方が
http://www.geocities.jp/wallpaper_dying/Discography.htm
来てくださっていたのでそのURLの曲でもあります。
4.昨年再結成しライヴ活動を展開し日本でも少数だけど現地にまで見に行くなどデペばりのコアなファンを持つ北アイルランドの重戦車バンド(笑)の傑作1stアルバムや両A面シングル"Natural Kind Of Joy"にも収録されている曲をよりアグレッシヴな
PEEL SESSIONのヴァージョンで。
5.インディー期の2ndシングルのこの曲は何処を取っても構成までも完璧な2分46秒名曲。ワイルドなロックンロールとパンクのスピリットが交差し暗黒にもリンクする脳内一揆をチューン。インディー期の音源を集めたアルバム"
Hit By Hit"は08年に2枚組ボーナスディスク付きCDで発売されていた初期BBC SESSION盤の曲を全て収録して奇跡の再発されてます。(95年頃まで活動し現在再結成した模様)
6.Amabileさんに教えて貰った90'sゴスバンドのTHE BOLSHOIの名曲のセカンドシングルのカヴァー(笑)。6曲入りMCD"
Playing God"に収録。長いのでカットしてBOLSHOIのマイケル・ジャクソンカヴァー"BILLYJEAN"に繋ぐ予定でしたが、やめてやはり"BOOKS ON THE BONFIRE"にした。
7.この時点で次回暗黒あるか不透明でしたからかけとかなきゃね(笑)。いつまでも温存しとくわけにはいかないのと、このバンドで遅い時間にフロアーが閑散とするのはつらいから1stセットで。使ったのは短くエディットされた
ベスト盤ヴァージョンで。フロアー向きではないけど大名曲。THE BOLSHOI好きな先輩DJさんが二人来てくれていたので万感の想いで再生。
8.陰鬱期のシングルはいまいち聴き込みが甘く あんまり詳しくない自分は2ndアルバム"AFTER THE SNOW"を主に聴いてるのでこの曲が残ってたのは嬉しかった(笑)。"I Melt With You"と並ぶ名曲だと。
9.前々回のNEWSWAVE NIGHTで"TOUCH AND GO"をかけたので今回はこのBarry Adamson(BADSEEDSに加入84年-86年、再結成マガジンで現在プレイ中)のベースラインが神な3rdシングルを7inchで。現在は
2ndアルバムのリマスターボナトラや(激安だ!!)2枚組ベスト盤"TOUCH AND GO"に入ってます。John McGeochが抜けてULTRAVOXのギターで参加していたROBIN SIMONが代打したライヴアルバム"PLAY"のヴァージョンもかっこいい。
http://www.youtube.com/watch?v=TFVrEJR2jN4
10.第4回にして初めてCHAMELEONSをかけましたねー!レコードの穴が大き過ぎてたのでテープを貼って再生。久保田師匠に繋ぐには最高のバトンなんだけど、もう一曲かけてしまいました(笑)。
11.4名様ほどのMUDHONEY戦士さんがまだご来場してないにも関わらず、血迷ったのかこの曲をかける愚行に出てしまった(笑)。SPEACEMEN3のカヴァーで彼らとの双方カヴァーなスプリット7inchより再生。フロアーは、やはりクールダウン(汗)。

KUBOTA 1st

1.State Laughter / DEATH IN JUNE

2.Julia / ASYLUM PARTY

3.Dreams Be Quiet! / VIVA!

4.Take It From Here / AERIAL FX

5.Ghost / POSITIVE NOISE

6.Break On Through / HANG THE DANCE

7.Seeds Of Doubt / INSPIRAL CARPETS

8.Snapshot Of England / HOMELAND

9.Leeds Station / THE PARACHUTE MEN

10.Midnight Blue Ocean / ANOTHER CINEMA

11.Ephemeral (This Is No Heaven) / THE LUCY SHOW

1.ゾディくんのパートでのたいへんな盛り上がりを一旦クール・ダウンさせて、自分のセット内での新たなピークを作りあげる為にあえて1曲目はアゲアゲを排除。「暗黒」と言われるイベントに相応しいトコトン暗い曲!を選択しました。そんなニーズに打ってつけなのが六月死((C)スーパーナチュラル・オーガニゼイション)。セカンド7"シングルA面。恐ろしいまでのポップ度の低さ。でもオープニングならではの荘厳な雰囲気は捨て難く、ビートそのものはかなり効いているのでフロアでもOKではないか、と。
2.フランスのダーク・ウエイヴの人気アーティスト。リアル・タイムではほぼ興味がなかったけれど、CD化されてちゃんと聴いたら粒の揃った楽曲が多くて吃驚!ファンになったという恥ずかしい過去を今カミング・アウト。それはさて置き、そんな秀作の揃った作品の中でもこの曲は群を抜いた素晴しさだと思います。ホント名曲としか言いようがないです。
3.フラ・リッポ・リッピで知られるUNITONからリリースされたアルバムより1曲。このバンドも(確か)ノルウェー出身だったと思います。絶頂期のシンプル・マインズに近い雰囲気でエレポップと言うべきかもしれないけど、ネオ・サイケっぽい切なさもちゃんとあるような気がします。ネットで調べたら他にも何枚かアルバム出してるみたいですね。不勉強を反省中です。
4.ネオ(もしくはダーク)・サイケ御用達のレーベルでもあるKAMERAからアルバムをリリースしている割には、ほとんど誰からも見向きもされない可愛そうなバンドの傑作7"シングルのA面。同様にシンセ・ポップの側面も強いけれど、世界的なビック・スターになる前のレーベルの先輩、U2の初期にも近いフィーリングもあって個人的には昔相当愛聴した作品。今年コンピCDの発売が予定されているようなので気長に(そして楽しみに)待っております。
5.そしてこちらはセカンド・アルバムで実際にかなりポップなシンセ・バンドに変貌してしまったリアルJDフォロワー=ポジティヴ・ノイズの名作ファースト・アルバムからの1曲。JD以上にJDらしいダークでサイキックな傑作ナンバー。タイトルからして幽霊ですもんねぇ。リリース元はカメレオンズでお馴染みのマンチェスターの名門(?)インディのSTATIK。
6.ここらでちょっと趣を変えて、オリジナル・サイケがかった曲をいくつか。という事で安直にドアーズのカヴァー。後に発表したアルバムは期待した割りにはイマイチだったという記憶があるHTDの7"。原曲の雰囲気はそのままにピッチをかなりアップしたガレージ感タップリの好アレンジ。お客さんも気に入った人が多かったようですね。
7.で次がマンチェ狂騒曲に踊らされる以前のサイケ感満載のインスパイラル・カーペッツのデビュー12"からB面1曲目。個人的にはMUTEで大騒ぎされる前のこの時期の彼等がやっぱり好きです。ちなみにわたしのジャケには全員のサイン入り
なのでした。
8.レーベルがIMAGINARYでジャケットのイラストがレッグ、そしてプロデュース担当がデイヴ・フィールディングス。とくればカメレオンズ・ファンはまあ注目するしかないでしょう!という7"シングル。しかし、この後のリリースは無かったと記憶しております。現場ではネオ・アコ・ファンのハートをも完全に掴み切った瑞々しいギター・チューンです。
9.で、ネオ・アコっぽいのをもう1曲。女性版スミスなんて極々一部で呼ばれていた(ような気がする)パラシュート・メンの代表曲。イングランドの風景から見えてきたのはリーズの駅だった。という後付けは見苦しいですね。すいません。
11.さて前半の最終曲です。ここでもう1曲ロシアのキュアー=BLACK SEAを挟んでからこの曲に行きたかったんですが、時間の都合でショート・カット。イギリスのキュアーじゃない、キュアー・フォロワーの代表格(なのかどうかは各人判断でよろしくお願いします)のファースト・アルバムから。昨年暮れに漸くCD化となりました。セカンド『MANIA』の方の人気が高い気もしますが、どうしてどうしてこちらも楽曲の出来はそれぞれ素晴しいです。別の曲も考えた結果、ファースト・セットは無難にと、先行シングルとしてもリリースされた彼等にとっての初期の代表曲であるこちらに落ち着きました。

24no 1st

1.Breather / Chapterhouse

2.Real Babe / Sweet Jesus

3.Winona / Drop Nineteen

4.Slowdive / Slowdive

5.Sunshine Smile / Adorable

6.Rave Down / Swervedriver

7.Sweetness And Light / Lush

8.Vapour Trail / Ride

9.Soon / My Bloody Valentine

Amabile 1st

1.ALONE AGAIN OR / THE BOO RADLEYS ('91)

2.ONE TO INFINITY / THE OUTSIDERS ('77)

3.PROMISED LAND / WESTERN PROMISE ('85)

4.MY BIGGEST THRILL / THE MIGHTY LEMON DROPS ('86)

5.XOYO / THE PASSAGE ('82)

6.DO THE DU (CASSE) / A CERTAIN RATIO ('80)

7.POWER BASE / SECTION 25 ('07)

8.LOST / THE MARY ONETTES ('06)

9.GABRIELLE (MMIX) / HANDFUL OF SNOWDROPS ('09)

10.DANCING WITH TEARS IN MY EYES / CENTURY ('99) - ULTRAVOX ('84)

11.PRIMARY / REAL LIFE ('09)

12.INFORMATION OF DEATH / NEON ('82)

13.DOT DASH / WIRE ('78)

1.24noさんのシューゲイザー・セットをうけてブー・ラドリーズでスタート。初期コンピ"Lerning To Walk"に未発表曲として収録されたジョン・ピール・セッションの音源で、Damnedも取り上げていた60年代のサイケデリック・ロック・バンドLoveの名曲カヴァー。
2.The SoundのフロントマンAdrian Borlandが、Second Layer以前に組んでいたパンク・バンドの唯一のシングル。77年のリリースだけあって、タイトル曲はもうおもいっきりロウな疾走感に溢れたガレージ・パンクで最高にカッコいい!この2分間のパンク・サウンドがJoy Divisionを通過して、あの哀愁ネオサイケにつながっていくんだなぁ。
3.ヴォーカル&リズム・ギターのJohn Mcgloneを中心に83年リヴァプールで結成された4人組で、Midnight Musicからリリースされた4曲入りのデビュー12インチ。A2に収録されたネオ・サイケなタイトル曲も悪くはないが、A1に収録でBlitzの名曲"New Age"を彷彿させるギターリフでダークに疾走するこのパンク・ナンバーが最強か?その後2枚のシングルと90年に唯一のアルバム"Showdown With Fate"を残して解散。08年にCherry Redからベスト盤"Running With The Saints: The Best Of Western Promise"がリリースされている。
4.Stephen Streetがプロデュースを手がけた1stアルバム"Happy Head"に収録の3rdシングル。初期Echo & The BunnymenやTeardrop Explodesを彷彿させる、リヴァプール直系のポップでメロディアスな疾走ネオ・サイケ。
5.78年にマンチェスターで結成されたポスト・パンク・バンド。地元のインディ・レーベルObject Musicからデビュー。自主レーベルNight & Dayから1枚のアルバムと2枚のシングルをリリースしてCherry Redと契約、名コンピ"Pillows & Prayers"にも収録されたこの6枚目のシングルでポップに弾ける。カラフルでサイケデリックなシンセ、手数の多いリズムとシャープなパーカッション、ヨレヨレのヴォーカルで歌う"XOYO"のサビも激キャッチー。
6.Factory USからアメリカ用にリリースされたアルバム未収4枚目のシングル。プロデュースはMartin HannettでカップリングにはFactory Beneluxからリリースされた3rdシングル"Shack Up"を収録。初期の彼らにしては比較的ポップながら超クールなディスコ・パンク・ファンク・チューン。
7.01年の再結成後、大幅に遅れてLTMからリリースされた通算5枚目のアルバムとなる復活作"Part-Primitiv"に収録。New Orderの"Temptation"的なサウンドスケープを見せながら、歓喜に満ちたエレクトリック・ディスコを繰り広げる超名曲。
8.00年にスウェーデンで結成された4人組で1stアルバム"The Mary Onettes"に収録の2ndシングル。その哀愁溢れる切ないメロディーとシンセを巧みに取り入れたダンサブルなサウンドは、ジャケットからも連想されるように新時代のネオ・サイケといえるかも。
9.84年にカナダで結成された4人組で、88年に1stアルバム"Land Of The Damned"でデビュー。この曲はそのデビュー作に収録された彼らの代表曲といえる哀愁エレクトロ・ゴシック・ナンバーで、昨年再発された20th Anniversary Expanded & Remastered Editionにボートラで追加されたニュー・レコーディングのミックス。泣きまくるオリジナルのサイケデリックなギターリフはそのままに、ビートが強調され幻想的なシンセはより重厚になって最高にダンサブル。ヴォーカルにフィルターをかけてるところもさらにディスコティックで感動。
10.ドイツ出身のゴシック・ロック・バンドで、1stアルバム"The Secret Inside"に収録のUltravoxのカヴァー。ややメタリックなSisters Of Mercyといったサウンドに感情を排した低音デス・ヴォイス。中盤からロング・ミックスでUVのオリジナルへ。
11.最大のヒット曲である"Send Me An Angel"のニュー・ヴァージョンを含む3ヴァージョンと、80'sニュー・ウェイヴのカヴァーで構成されたアルバム"Send Me An Angel '80s Synth Essential"に収録のCureのカヴァー。オリジナルの疾走感そのままにエレクトリックにアレンジした素晴らしい出来。
12.イタリアのダーク・ウェイヴ・バンドで、3rdシングル"Obsession"に収録された1stシングルの再録。シングルは激レアなので08年にリリースされたベスト盤から。リリース数のわりに知名度が低いけれど、この曲は超アップテンポで激ダンサブルな最高曲なのでおもいきってプレイ。
13.「ロックでなければなんでもいい」という名言を残した彼らのアルバム未収3rdシングルは究極のアート・パンク・ロック。ネオ・サイケ的にはこの作品以降を選ぶべきかもしれないが、性急なビートに印象的なギターリフ、同じフレーズをリフレインするサビはカッコよすぎる。

Conta 2nd

1.REVERENCE / THE JESUS & MARY CHAIN ('92)

2.HOW SOON IS NOW? / THE SMITHS ('85)

3.HE'S FRANK (SLIGHT RETURN) / THE MONOCHROME SET ('79)

4.UNDERSTANDING JANE / THE ICICLE WORKS ('86)

5.SUNSHINE PLAYROOM / JULIAN COPE ('83)

6.SUGAR HICCUP / COCTEAU TWINS ('83)

7.DON'T FEAR THE REAPER / ROSE McDOWALL ('88)

8.LAST SALUTE / GETTING THE FEAR ('84)

9.INSIDE OUTSIDE / CLASSIX NOUVEAUX ('81)

10.CLOCK / THE DANSE SOCIETY ('81)

11.CHANCE / RED LORRY YELLOW LORRY ('85)

12.WALK INTO THE SUN / THE MARCH VIOLETS ('84)

1. 多くの来場者にアピール可能な知名度抜群の彼ら。今回僕がかけさせてもらったけど、どの曲にするか迷った末この曲に。マイマイク片手にブース最前列で歌うジェミちゃんの姿を見て俄然テンションが上がる。
2. これまた多くの人をフォローするバンドだけど、暗黒ナイトなだけにダークな肌触りなこの曲以外にないかなと。まあスミス自体はこのイベントで無理にかける必要はないのかも知れないのだけど、暗黒をそれほど深く聴いてない人も来てくれているから、選曲の振れ幅としてあって正解なのかもと思った次第。
3. 初期の彼らは胡散臭さ漂うニューウェイヴィーサイケポップな様相だからこのイベントでもそんなに違和感なくいける気がしてセレクト。でも枠としてはバリバリのネオアコ枠なので反則といえば反則ですが。イントロからシビれるデビュー鬼名曲を再録ヴァージョンで。
4. モノクロからギターロック的な流れで良いかなと思って、今回アイシクルは直球ストレート&ラウドなこの曲を。イアン・ブロウディーのプロデュースでモンさんを狙い撃ち(笑)。
5. リヴァプール繋がりで元Teardrop Explodesのジュリアン・コープ。このファースト・ソロは、弦・管楽器を用いた華やかなアレンジでリズミカルに跳ねる英国ポップスの名曲ですね。
6. 4曲入りサード・シングル"Sunburst And Snowblind"冒頭曲でセカンド・アルバム"Head Over Heels"にも収録のミディアム・ナンバー。幻想的に浮遊する彼らの世界観はそのまま90'sのシューゲイザー勢にも受け継がれている。
7. Strawberry Switchblade解散後のソロでBlue Oyster Cultのカヴァー。個人的にはhayakawazさんに大アピールの1曲(笑)。このローズという人はソロになってからもDeath In JuneやCurrent 93といった人たちと共演したり、Ornamentalというユニットでキュートなエレポップをやったりと実に多彩ですね。
8. Ian Astbury以外のメンバーがPaul Hampshire(元Panache)をヴォーカルにして結成したユニットによる唯一のシングルはダンサブルなエレポップの名曲。その後発展するInto A CircleではRose McDowallがゲスト参加する流れもあったので並べてみました。コンパクトな7インチ・ヴァージョンで。(ロマンス本540ページ参照)
9. ニューロマ/エレポップ系のイメージが強いバンドなのでこのイベントでは少し違うかも知れないが、スキン・ヘッドで奇抜なメイクのSal Soloのヴィジュアルはゴシック勢にも通じる妖しげな香りが漂うし、5枚目のシングルとなるこの曲のダーク&スリリングな疾走感はやはりたまらないものがあって大好き。ヌヴォーはらぐどーるさんもお好きということもあり後半のセットに盛り込んでみました。7インチ・ヴァージョンで。
10. ポジパン御三家の一角をなす彼らのセカンド・シングルを今回僕が自らスピンすることに意義がある(んじゃないかな?)と一人納得している黒Contaです。まあダンソサ自体それほど深く聴き込んでないのですが、でも後のイアン・ブロウディーとの絡みやダンス路線へのシフトを云々しても僕の好きな感じなので思いっきり再評価しました。
11. '06年の80's ROMANCE以来Amabileさんに借りっぱなしの7インチで高らかにプレイ。"Spinning Round"と並ぶローリーズ魂の爆走大名曲にてゾディぽんとともに昇天の巻。Chance!の掛け声でテンションMAXハートなんです。
12. 暗黒第1回目のリピート曲ですが、今回は7インチ・ヴァージョンでお届けです。12"はExtendedだけど7"だとイントロ含めトータル1分くらいエディットされてます。イベント直前、西新宿にてそれなり価格(笑)で購入。みきみきさんを狙いつつもdoubtbeat!!さんやSadlovers君を経由し、ミゴンさんら常連さんたちを交えてラストすごい盛り上がりになってくれて嬉しかった。いやぁ〜名曲のチカラですね。

Zodiac 2nd

1.YOU DON'T UNDERSTAND / THE HOUSE OF LOVE ('92)

2.MOTHERS TALK / TEARS FOR FEARS ('84)

3.LOVE IS A STRANGER / ROSETTA STONE ('00)

4.HEARTBEAT (The Mendlesohn Mix) / THE PSYCHEDELIC FURS ('84)

5.GORGEOUS / GENE LOVES JEZEBEL ('87)

6.R.I.P. / ALIEN SEX FIEND ('84)

7.NAKED GIRL FALLING DOWN THE STAIRS / THE CRAMPS ('95)

8.EARTH SONG / 1919 ('84)

9.SHINE / PLAY DEAD ('83)

10.BACK IN GEHENNA / FIELDS OF THE NEPHILIM ('85)

11.QUAL / X MAL DEUTSCHLAND ('83)

12.MUSCOVEIT MUSQUITO (New Recording) / CLAN OF XYMOX ('04)

KUBOTA 2nd

1.Skyline / BAND OF OUTSIDERS

2.The Banner Of Love (How I Run To You) / ZERRA ONE

3.Soul Kitchen / BY CHANCE

4.Kiss / MIDNIGHT CHOIR

5.That's What Good Friends Are For... / BRILLIANT

6.Desire And Glory / REBEL CRISTENING

7.Bright And Bloody / HEADHUNTERS

8.Wardance / KILLING JOKE

9.In Shreds / THE CHAMELEONS

10.Love Will Tear Us Apart / JOY DIVISION

24no 2nd

1.Questioning The Shadow / Ritual

2.Jerusalem Over / UK Decay

3.Here It Comes / Ausgang

4.The Passion Of Lovers (Live) / Bauhaus

5.Seven Kinds Of Sin / Sad Lovers And Giants

6.Heartland / The Sound

7.Israel / Siouxsie And The Banshees

8.Caucasian Walk / Virgin Prunes

9.Mauritia Mayer / Sex Gang Children

10.Marian (version) / The Sisters Of Mercy

Amabile 2nd

1.BEAUTY AND THE BEAST / DAVID BOWIE ('77)

2.ZERO / THE SMASHING PUMPKINS ('95)

3.SOME OTHER TIME / THE SNAKE CORPS ('91)

4.PASSIONATE FRIEND / THE TEARDROP EXPLODES ('80)

5.LIPS LIKE SUGAR (Live) / COLDPLAY ('02)

6.ORANGE CRUSH / EDITORS ('06)

7.MR. CLARINET / THE BIRTHDAY PARTY ('81)

8.MYSTY CIRCLES / DEAD OR ALIVE ('83)

9.FRAGILE TENSION (Radio Edit) / DEPECHE MODE ('09)

10.SWITCH ON - SWITCH OFF (7" Version) / B-MOVIE ('85)

11.SHE SELLS SANCTUARY / THE CULT ('85)

12.OUR SUMMER / ALL ABOUT EVE ('87)

1.ベルリン三部作の第2弾、通算12枚目のアルバム"Heroes"の冒頭を飾るシングル。このイベントでボウイをかけるならBauhausがカヴァーした"Ziggy Stardust"、暗黒ニュー・ウェイヴィーな"Scary Monsters"かこの曲だろうという判断で。間奏のギター・ソロはKing Crimsonを率いていたRobert Fripp、シンセサイザーを弾くのはもちろんBrian Eno。
2.94年リリースで2枚組の大作となった名盤の誉れ高い3rdアルバム"Mellon Collie and the Infinite Sadness"からのシングル・カット。ザクザクとしたメタリックなギターリフでダークに突き進むハードなロック・ナンバー。ちょっと反則っぽいけどJoy DivisionやCureをカヴァーしているように彼らも暗黒チルドレン。
3.通算6枚目のシングルは初期の彼らも彷彿させる躍動感に溢れた珠玉の哀愁サイケデリック・ナンバー。品番Chime 01.22にあたる新作"Spice"からの先行シングルのようにクレジットされていたが、その新作はラスト作となりMidnight Musicを離れ自身のレーベルOphidianから"3rd Cup"というタイトルでひっそりとリリースされた。
4.メンバー・チェンジを経ての2ndアルバム"Wilder"からの先行シングル。軽快なトランペットに合わせてJulian Copeが伸びやかなヴォーカルでパパパー・コーラスしてしまうキャッチーなサイケデリック・ファンク・ポップの名曲。
5.2ndアルバム"A Rush Of Blood To The Head"からのシングル"God Put A Smile Upon Your Face"のカップリングで、オーストラリア盤CDシングルのみに収録されたEcho & The Bunnymenのカヴァー。オリジナルへの愛に溢れた演奏はカヴァーといよりコピー。
6.Joy Division直系のNWリヴァイヴァル名盤1stアルバム"The Back Room"に収録の3rdシングル"Blood"の、限定で再発されたCDシングルに収録されたR.E.M.のカヴァー。エレクトリックな味付けを加えたビートニックなアレンジはオリジナルよりフロア向きでダンサブル。
7.1stアルバム"The Birthday Party"の冒頭を飾る2ndシングル。4ADからリリースされた名コンピ"Natures Mortes - Still Lives (暗闇の舞踏会)"に収録されたことでも有名な名曲。当初からプレイするつもりだったのが結果的にギタリストRoland S. Howardの追悼という形に。合掌。
8.1stアルバム"Sophisticated Boom Boom"に収録の5枚目のシングル。Zeus B. Heldをプロデューサーに迎え、シンセの比重が増したダンス・サウンドへのアプローチを開始するが、間もなくSisters Of Mercyに加入することになるWayne Husseyがフラメンコ調のギターを披露するなどデビュー当時からのサイケデリック感も決して失っておらず、最高のエレクトロ・サイケ・ディスコに仕上がっている。
9.最新作となる通算12枚目のアルバム"Sounds Of The Universe"から、まだリリースされたばかりの3枚目のシングル。アルバム中でも特にフロア向きのこの曲のシングル・カットを待ち望んでいたファンも多いのでは?毎回反則でデぺかけてるけど好きな人が多いから別格ということで。
10.唯一のオリジナル・アルバム"Forever Running"に収録の実質上ラスト・シングル。初期のサイケデリック感が薄れかなりキャッチ−になったが、メロディ−の美しさは相変わらずでエレクトリック・パーカッションがリズミカルに躍動するアグレッシヴでダンサブルなナンバー。
11.名盤2ndアルバム"Love"に収録の4枚目のシングル。ポジティヴ・パンクからポジティヴ・ロックへと向かう過渡期だからこそ生まれたニュー・ウェイヴ・ダンス・ロックの名曲。イアンのヴォーカルにはほとばしる情熱と自信が漲り、ビリーのギターにはまだ深いエフェクトがかかっていてサイケデリック感もたっぷり。今回はHowling Mixの狼の遠吠えをイントロと間奏に使ってDJとしての個性を演出。
12.MissionのWayne HusseyとSimon Hinklerがプロデュースを手がけ、ドラムに同じくMissionのMick Brownが参加した3rdシングル。それまでのCocteau Twinsフォロワーなサウンドから一気にビートニックになったポップ・サイケ・ナンバーで、AAEのオリジナリティーを確立させる上でのターニング・ポイントにもなった。1stアルバム"All About Eve"には惜しくも未収。

Conta
1.CITIES IN DUST / SIOUXSIE & THE BANSHEES ('85)
2.DO IT CLEAN / ECHO & THE BUNNYMEN ('80)

ZODIAC
1.LIKE A HURRICAKE / THE MISSION ('86)
2.LOVESONG / THE CURE ('89)

Amabile
1.PRIDE (IN THE NAME OF LOVE) / U2 ('85)
2.CEREMONY (Original Version) - (Re-recorded Version) / NEW ORDER ('81)

Conta
1. B2Bはもちろんビッグネームをってことでまずはバンシーズ。選んだのは去年10月Jemmyちゃん用に結婚式パーティーでかけようと思ってかけそびれちゃった曲。Jemmyちゃんはもとよりバンシーズなら多くの暗黒ダンサーズに踊ってもらえるし、狙い通りにフロアも熱くなってくれて嬉しかった。
2. 英盤LPの初回盤特典に7"で付属しており、"The Puppet"のB面にも収録された彼らの名曲。躍動感あふれる初期の代表曲はやっぱりフロアも盛り上がった! でも国内盤LPをディスプレイしたんだけど、英盤じゃないと意味ないかと後で思った次第…(笑)。CDにはボートラで収録ですが

Amabile
1.Brian Enoがプロデュースを手がけた4作目のアルバム"The Unforgettable Fire"からの先行シングル。以降アメリカに接近していき世界的なビッグ・バンドへと成長するが、自分にとってはU2として最後のネオ・サイケなシングルになる。深いエコーがかかったギターの音色も、まだ前作を引き継ぎサイケデリック感に溢れていた。
2.Joy Division時代に作られていた楽曲で、Ian Curtisの魂と共に引き継がれたNew Orderとしての1stシングル。そのメロディーやサウンドからものすごく崇高か何かを感じさせる超名曲。今回は初の試みとして、イアン抜きの3人でレコーディングされたオリジナルから、Gillian Gilbertが加入しての再録ヴァージョンへつないでみました。ピッチ合わせたから違いがほとんどわからなかったかも。

NEO PSYCHEDELIC



DARK PSYCHEDELIC




80's ROMANCE