Part2 |
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全英66位を記録したピ−ト・シェリ−の最大のヒット曲にしてディスコでもヘビ−・ロ−テ−ションだった(ユ−ロとかハイ・エナジ−として語られるけれど断じてそんなジャンルではない!)歴史的名曲のプロモ盤。これはロンドンで購入したのですが、日本ではまだ一度もお目にかかったことはない貴重なシングル。 | |||||||
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一時はかなりプレミアもついていたオリジナル12インチで、この曲を初めてディスコで聴いた時なぜかNew Orderに似てると思ったけど全然違いますね(笑)。関係ない話ですが、自分がニュー・ウェイヴにハマったきっかけは、当時名古屋のコアな音楽ファンの間でカルト的人気を誇っていたディスコOZで、ここでかかって気に入った曲を片っ端から集めるというところから始まったのです。中でもこの曲は本当に衝撃的な1枚で、どこにも売ってないしコレで踊りたいがために毎週のように通っていたというそんな懐かしい思い出もあります。イントロからもう鳥肌モンのカッコよさで、ハンド・クラップは入るは、妙なコ−ラスは入るは、サビの変拍子のところなんてもうどう踊っていいかわかんないほどめちゃくちゃしびれるし最強。 一度プレイしたらたらしばらく同じ曲をかけないという姿勢の80's ROMANCEにおいて、最もよくプレイされる曲は何か?それがこの"Telephone Operator"だ。この曲はシェリーが73年に結成した最初のバンドJets Of Air時代にすでに書かれていたらしい。初めてディスコOZで聴いた時、その強力なイントロのシンセリフとうねるようなグルーヴ感に度肝を抜かれた。2回目にかかった時に、DJブースまでタイトルを教えてもらいに行ったらOZチャートで1位になっていた曲だった。レコードがほしかったけれど名古屋ではどこにも売ってなくて、この曲で何度でも踊りたかったから毎週のように通った。やがてハンド・クラップも後半の変則リズムのタイミングもバッチリ覚えてコーラスもできるようになっていた。間もなくアルバムに収録されることを知り、生まれて初めて予約してレコードを買った。日本盤のアルバム"XL1"で付けられていた邦題「愛しのオペレーター」に愛着を持ち、英語の歌詞をカタカナに書き直して暗記した。そして東京に出て西新宿で高いお金を出してついに12インチを入手した。超ファンキーなベース・ラインが踊るカップリング曲の"Many A Time"も大好きで、ヴァージョン違いを見つければその都度買って、ロンドンではレアなプロモ盤や7インチも買った。改めて聴いてみると、"Many A Time"のExtended MixとExtended Dance Versionは全く同じでアルバムとも同じヴァージョンだった。13分近い"Many A Telephone Operator (Scratch Banded)"は、プロモ盤に収録の"Many A Time / Telephone Operator (Dub Mix)"の後半に"I Just Wanna Touch (Dub)"を足しただけだった。"Telephone Operator"はどのシングルで聴いても全く同じだった。でも80's ROMANCEでプレイされる"Telephone Operator"は最高だ!(from 80's ROMANCE Music Disc Guide) |
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B面のScratch Bandedは"Many A Time/Telephone Operator(Dub Mix)"の後半に"I Just Wanna Touch (Dub)"を足したヴァージョンで12分42秒もあります。 | |||||||
No One Like You |
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A面の2曲はアルバムに収録されてる曲のメドレー。B面のDub Mixはほとんどダブというかインストのメドレ−。 | |||||||
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前作から約1年半ぶりにリリ−スされた、この2ndアルバムがピ−ト・シェリ−のソロ・アルバムとしては最高傑作でしょう(邦題はコンピュ−タ−・ワ−ルド)。バズコックス時代からのお付き合いとなるマーティン・ラシェントのプロデュ−スも冴えており(彼はヒュ−マン・リ−グやオルタ−ド・イメ−ジなども手掛けている)、もちろんA1(邦題は愛しのオペレ−タ−)が収録されているせいでもありますが、コンピュ−タ−の導入が実を結んだ素晴らしい作品。特にA4はイントロからバズコックス節が炸裂するアップ・テンポのポップン・ロ−ルで、まるで機械化されたバズコックスのようにカッコいい。アルバム全体としては前作よりバズコックス色がやや薄れ、よりマシ−ンへの接近しながらポップにメロディアスにアグレッシヴになった印象。ピ−ト・シェリ−が歌い、マシ−ンが踊る......まさにそんな感じ。アルバムの最後にはコンピュ−タ−のプログラミング・ソフトまで収録。 邦題が「コンピューター・ワールド」だったことでもわかるように、前作よりさらにエレクトロニクスを駆使したダンス・チューンが満載の名盤。当時予約までして手に入れたアルバムだったから、わざわざカセット・テープに録音して何度も繰り返し聴いたおもひでも懐かしい。ゲスト・ミュージシャンも参加しているが、基本的にはシェリーがほぼ1人でコンピューター・プログラミングして作り上げている。"You
Know Better Than I Know"はパンキッシュに疾走するテクノ・ロックン・ロールで、バズコックスがマシーン化したようなメロディアスなエレクトロ・サウンドが超カッコイイ。アルバム・タイトル曲の"XL1"もキャッチーなメロディーとマシーン・ビートが見事に交錯する名曲だ。アルバムの最後には"ZX
Spectrum Code"というコンピューター・プログラムまで収録されていたが、サウンド的にはただのノイズなのでCD化の際にはカットされている。 |
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