Private Single Collection F to H
THE FACTORY ■ HOLD OUT [12inch]
詳細は不明だがおそらく唯一のシングルで、ロンドンのStrike Back Recordsからリリース。作者のクレジットからChris Nevile、K. J. Martholie、Richard Parsonsの3人組だと思われる。もろなバンド名からも連想できるように、Joy Divisionの典型的フォロワーといえるファクトリー系のサウンドだが、リヴァーブの効いたサイケデリックなギター、幻想的に響くキーボード、そしてIan Curtisを彷彿させるヴォーカルなど、哀愁とゴシック・ロマンに満ち溢れた超名曲である |
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FIELDS OF THE NEPHILIM ■ BURNING THE FIELDS E.P. [12inch]
ウェスタン・シスターズとの異名もとった彼らの1stシングル。確かにシスターズ直系のダークサイケではあるが、サックスのメンバーがいたりして彼らなりのオリジナリティーも確かにあった。地の底から響くようなヴォーカルはシスターズのエルドリッチとためをはり、サイケデリックに響くサックスが渾沌とした雰囲気を醸し出す。後にニュー・ヴァージョンもレコーディングされた彼らの代表曲のひとつ。 |
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FIFTEENTH ■ ANDELAIN [12inch]
元Look Back In AngerのギタリストJim Newbyを中心に、ヴォーカルのSimon Scrivener、ベースのAlec Pointon、ドラムのSimon Cunninghamで結成。本作はPlay DeadのTanz Recordからリリースされた唯一のシングル。A面に収録のリード・トラック"She Isis"は、チョッパー風に飛び跳ねながら骨太に疾走するベースラインが特徴のビートニックなゴシック・サイケ。リヴァーブを効かせ幻想的にかき鳴らされるギター、手数の多いシャープでパワフルなドラミングも最高にカッコいい。 |
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FLESH FOR LULU ■ SUBTERRANEANS [12inch]
元Wasted Youthのロッコが結成したグループ。本作は1stアルバムからの先行でカットされた2ndシングル。アルバム・ヴァージョンもワイルドかつサイケデリックなロックンロールの名曲だが、このシングル・ヴァージョンはそれを遥かに超えたカッコイイ仕上がり。そのリミックスはギャングウェイでおなじみのデヴィッド・モーションの手によるものです。ロック系の12インチ・リミックスとしては最高峰のひとつだろう。 |
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FLOWERS FOR AGATHA ■ THE FREEDOM CURSE [12inch]
おそらくこれが1stシングル。繰り返される哀愁のギター・フレーズと効果的に導入されるシンセが胸を打つ名曲。叙情派ネオサイケの王道的サウンド。 |
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FLUE ■ SOME-TIMES (IN ARABIA) [12inch]
オランダのポスト・パンク・バンドMecanoに在籍していたメンバーが結成したユニット。本作は83年リリースの2ndアルバム"Vista"収録曲のニュー・ヴァージョン。タイトルどおり中近東な雰囲気も漂う無国籍打ち込みネオサイケ。エレガントで哀愁漂うキーボードの響きが美しい。 |
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FOREIGN-PRESS ■ THE GREAT DIVIDE [12inch]
通算3枚目のシングル。ネオサイケというにはあまりにもダンサブルな曲調だが、それもそのはず。プロデュースはBe Musicことニューオーダー。NO風のシンセにビシバシと決まるダンサブルなリズム、哀愁たっぷりの極上メロが素晴らしい大名曲。 |
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FRA LIPPO LIPPI ■ SHOULDN'T HAVE TO BE LIKE THAT [12inch]
ノルウェー出身のデュオ。初期はJDの影響をモロに感じさせる暗黒サイケデリック・サウンドだったのが、3rdアルバム収録のこのシングルではメロディアスな哀愁サウンドに化け「傷だらけの心」という邦題で日本でもヒットした。A1はキュアーやカメレオンズなどでおなじみのデイヴ・アレンをプロデューサーに迎えた再録ヴァージョン。B1は初期のシングル。 |
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FREEZE FLAME ■ FOXHOLE E.P. [12inch]
チャイナ・クライシスや初期デッド・オア・アライヴのリリースでおなじみのイネヴィタブル・レコードに所属していたデュオ。サウンドはネオサイケというよりエレポップに近いが、哀愁溢れる正当派リヴァプール・ポップを聴かせてくれる。A1はB1のリミックスにあたるロング・ヴァージョン。 |
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GENE LOVES JEZEBEL ■ SCREAMING [12inch]
美形の双子を中心としたグループ。本作は1stアルバムにも収録されている3rdシングル。初期のポジパン的スタイルから脱却し、ややポップになってきた印象ではあるが、泣きのメロディーにはより磨きがかかり、硬質な響きのギターとトライバルなドラムが彼ら独特の空間を作り出している。 |
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GOODBYE MR.MACKENZIE ■ GOODBYE MR.MACKENZIE [12inch]
ヴォーカルのMartin Metcalfe、元ExploitedのギタリストBig John Duncanらを中心に結成された6人組。86年にシングル"The Ratter"で正式にデビュー。自らのバンド名をタイトルに冠したサード・シングルは、89年の1stアルバム"Good Deeds And Dirty Rags"に収録。キーボード2人を擁する重厚な演奏に、スコティッシュらしいリリカルなメロディを乗せた哀愁サイケ・ポップだ。キーボード/コーラスのShirley Mansonは、サイド・プロジェクトのAngelfishを経て、94年からはGarbageのリード・シンガーとして活躍。 |
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GROWN UP STRANGE ■ A WING & A PRAYER [12inch]
Man From DelmonteやDesert Wolvesが在籍していたマンチェスターのカルト・レーベルであるUgly Manからの記念すべきリリース第1番。ちなみにUgly Manの別レーベルであるJackからの唯一のシングルがBlackの"Wonderful Life"であり、フロントマンのコリンもこのシングルにギターとヴォーカルで参加している。ここで紹介する以上もちろんギターポップではなくネオサイケなのだが、これがもう超名曲。泣き泣きのサビは何度聴いてもしびれます。 |
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HANG THE DANCE ■ HORSEFLESH [12inch]
美しいジャケからネオアコも連想するが、そのサウンドはバリバリの正当派ネオサイケ。タイトル曲は哀愁ネオサイケ・バラードで悪くはないが、メロディアスでポップなB2がいい。 |
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HEADHUNTERS ■ IMPOSSIBLE [7inch]
ヴォーカルのServo、ベースのBulldog、ギターのFinn、ドラムのNGによる4人組で、82年に12インチ"Wipe Out The Funk"でデビュー。唯一のアルバムにして傑作"Industrial Warfare"を経ての2ndシングルは、アルバムで見せたKilling Joke直系の攻撃的でパワフルなサウンドを色濃く残しながら、キーボードを取り入れたことでさらにポップにダンサブルに洗練された印象。もろにJaz Colemanなヴォーカルと野太いコーラスが、ダイナミックな縦ノリのビートに乗せて激しくシャウトする。 |
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THE HOUSE OF LOVE ■ SHINE ON [12inch]
ニューウェイヴというジャンル自体が衰退してきたなか、ネオサイケの旗手として颯爽とデビューしてきたグループ。当時はエコー&ザ・バニーメンの後継者としてシーンの期待を一身に背負っていた。それもこの超名曲1stシングルがあったからだろう。後に再録されメジャーからもリリースされるが、やはりこのオリジナル・ヴァージョンに尽きるでしょう。本当に泣けます。 |
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