80's ROMANCE in TOKYO Version4 @ wedge

PART 2

3年連続スペシャル・ゲストDJとしてお迎えしたSakumaさんの最初のセットもスタート。いやもうこれからもずっとお願いするつもりでいるのでレギュラーDJですね。髪も去年より短くなってさわやかになってます。でも帽子ははずせません(爆)。1曲目はSakumaさんが愛するスクポリのすごいレアな初期シングル。これ持ってないんですよね。ほしいな。くれないかな?なんか100円で買ったレコードと交換してくれないかな?そして曲はジャングル・ビートのバウ・ワウ・ワウへ。うん、なんか今年のSakumaさんはNWでいいぞ。この調子でガンガンいってもらいたい。

と思ったらなんだかディスコチックで派手ななイントロが。アレフだ。Fire on The Moonだ。マハラジャだ。キング&クイーンだ。アダム&ジ・アンツだ(これは違う)。バウ・ワウ・ワウからアレフとはなんて唐突なつなぎ。でもこれが80's ROMANCEだ!そしてSakumaさんが一度やってみたかったという大ディスコ&ユーロビート・タイムが始まってしまったのでした。おお、名古屋の秘密兵器リズムタンバリン登場。もちろん100円だ。ややっ、いつも写真うつり悪くて笑わせてくれるContaさんだけど、この写真のはカッコイイ。曲はディスコなのにマンチェみたいだ。過去の写真の中でもベスト・ショット。

次のバナナラマは日本語カヴァーも存在するヒット曲「I Heard A Rumour」だぁ。そして曲はべイブ、じゃなくてマイケル・フォーチュナティ「Give Me Up」へ。ユーロ・タイムはまだまだ続く。ひゃっ、百頭人さんがユーロで踊ってる。後で発覚したのですが、百頭人さんはじつはユーロが大好きだったみたい(笑)。来年はバナナラマの「ビーナス」をかけてほしいそう。頼んだぞμra!このリクエストに答えるのは君しかいない!おれはかけん!(いばるな)でも来年はwedgeにお立ち台を設置しよう。みんなボディコンで来てね。水着でも可。

曲は大好きなカイリーちゃん。ついに東京でもカイリーちゃんがかかってうれしい(でもおれはかけん!)。今はずいぶん色っぽくなっちゃったけど、デビュー時のカイリーちゃんはホントかわいかった。そしてマドンナのエロUK版、サマンサ・フォックスだぁ。「Nothing's Gonna Stop Me Now」だけど、この曲はPWLチーム作で大好き。

ぼくは今年マイ・マラカスを持参。弱いけどフロアの愛と平和のため戦おうと思って持ってきたのだが、後半は全く必要としなかった。いいことだ。しかしこのパンクな格好にマラカスは似合わない。パンク+マンチェ=パンチェ、マンチェ+パンク=マンク、みなさんはどちらがいいと思いますか?そうねぇ、ぼくは強いて言えばパンチェかなぁ、とどうでもいいことを書いているぼくに比べてA04さんはやっぱカッコいい。しかもなんか若い。

皆勤賞yuukiさんと蓮華さんもフロアに登場。yuukiさんは髪振り乱して踊ってます。なんだ?なにがかかってるんだ?暗黒な曲か?ポジパンか?いや、なんとZooだぁ、チュー・チューン・トレインだぁ。流れで80'sっぽいような気がするけど、じつは91年の曲だぁ。完全にチョークです。5秒以内にやめないと反則負けです。しかしSakumaさんぼくに相談もなしにいきなりかけちゃうんだもんなぁ。そりゃあぼくに打診があれば、いくらexcellent recordsの社長でも元P-モデルでも却下するかもだけど。でもなんとなく勢いで歌いながら踊ってしまった。Zooからスウィング・アウト・シスターズへの流れはよかった(笑)。この曲でディスコ大会も終了。けっこうフロアが盛り上がってしまった。いやぁ、Sakumaさんよかったですよ。

■SAKUMA's 1st
Amabileさんとは逆に、選曲カラーが全く読めないのがSAKUMAさん。そこにこそファンタスティックなミラクルとビッグなサプライズが潜んでいるのだが、今年はどんな展開になるのか? 艶姿七変化のAmabileさんとは打って変わり、今年も半袖シャツにジーンズという至ってカジュアルなスタイルを堅持するSAKUMAさん、その1曲目がいよいよスタート!

ん?やけに硬質なリズム、緊迫感漂う感じだ。どんなマイナーなNew Waveバンドだろう?と思いジャケを手に取ると、なんとScritti Polittiの文字が。こ、これがスクリッティ!? 一瞬目が点になる僕。あの"Perfect Way"でビルボードも賑わせたスノビッシュなイメージはここには微塵もない。極初期の相当レアなシングル(2nd辺りなのかな?)だそうで、以前「Green」というHNでメールマガジンを打っていたSAKUMAさんの面目躍如といったところか。いやぁ驚きました。というかもう一度聴きたい。

紅一点アナベラ嬢の個性も魅力的なBow Wow Wowをはさみ、Alephへ。僕はこのグループのことはよく知らないがおそらくディスコ系なのだろう、軽快なリズムにフロアの雰囲気も華やぐ。そしてダンサブルなビート感をそのままに、バナナラマでフロア温度も一気に5℃は上昇!? ブースの中で楽しそうにカラダを揺らすSAKUMAさん。さらにその恍惚とした表情はマイケル・フォーチュナティ〜カイリー・ミノーグというディスコ流れに拍車をかける!

さあ、わかりやすさ最上級のお祭りムードでみんな踊れ〜! そんなSAKUMAさんのメッセージに応えるようにフロアの反応も上々。今まで席に座ってたお客さんも踊り出てくるほど。僕もこの時代の音は思い入れ強いので、楽しく踊れて嬉しい気分。いつもクールな百頭人さんをフロアで見た時は、新たな一面を垣間見た思いです。長髪の彼もやっぱり華麗にダンシング。名前を知らないあの人この人、いやぁ皆さんユーロビート好きだったのね!

しかし80's ROMANCE的にはさすがにこの辺でNew Waveな音へシフトするのが普通だ。でも今夜のSAKUMAさんは違った。臆することなくサマンサ・フォックスをスピン! 神がかったように陽気なグルーヴを繰り出すその姿はまさしくNothing Gonna Stop Him Now!完全に火が点いたディスコ魂はもうどうにも止・ま・ら・な・い! 当然、困惑の表情を隠せないAmabileさん。

しかしさらにそこで待ち受けていたのはなんとZooの「チュー・チュー・トレイン」。Choo Choo Trainというギターポップ・バンドのZooって曲ではない。ジャパニーズ・メイジャーなあのグループの大ヒット曲である。場内のどよめきを物ともせず、μraさんのマドンナに対するexcellent.からの回答!と言わんばかりに盛り上げまくるSAKUMAさん。でもさすがに目深にかぶった帽子から覗く瞳の奥には、かすかな苦笑いがこぼれていたか?

それにしてもこんなディスコ大会になろうとは誰が想像しただろう(というかできるはずがない) 目を丸くする僕の横で、チュー・チュー・トレインにとどめを刺されて腰砕けのAmabileさんがぐったり横たわる。ようやく曲はSwing Out Sisterへチェンジし、ひとまずブレイク。でもSAKUMAさんのディスコタイムが好評だったことは、フロアの盛り上がりが証明していましたね。

ネオサイケ・デ・Zodiacさんとネオサイケ・デ・Jemmyちゃんです。


μraの2ndセットになるともうお客さんもかなり入ってきてくれてました。まずはZodiacさんが好きなジョー・ジャクソンの「One More Time」。お友だちも好きだったみたいなんだけど、この時点で誰も来てなくてZodiacさんだけに捧げられたのであった。次の曲は今年のフジロックの大トリをキャンセルしたモリッシー。この日はちょうど日曜日ということもありピッタリなミディアム・テンポのナンバー「Everyday Is Like Sunday」。ぼくは、モッリシーがあっても後でちゃんとスミスもかかりますよ、みんな心配しないでね、と心に思っていたのでした。

ぼくは一体なにやってんでしょうねぇ?チークダンスか?ボウイさんに失礼じゃないか。曲は「China Girl」だけど、イギー・ポップのヴァージョンもすごくいいんですよねぇ。でもPVにも出てたあの中国人はそんなにキレイじゃないと思った。続いてリマール脱退後カジャで、アメリカのダンス・チャートでもなかなか健闘した「Turn Your Back On Me」。リマールもいいけどニック・ベックスのVoもなかなかいいよね。

次はオルタード・イメージの「I Could Be Happy」だ!クレアちゃんかわゆーい。大音量で聴けてぼくもハッピーさ。ロリ声がたまらん。日本盤のシングルは特別仕様でカップリングに次のシングルになった「She Those Eyes」が入ってるんだぜ。もちろんおれのレコードだぜ。そして次の曲は女性Voとしてしかつながらないけどランナウェイズの「チェリー・ボム」だぁ。当時中学生だったぼくは下着姿で歌う彼女たちにドキドキしたものだ。Jemmyちゃんバンドでやったことがあるらしく、エアギターかき鳴らしてます。ジョーン・ジェットがソロでもセルフ・カヴァーしてますね。

そしてお待たせ!(おれは別に待ってないけど)μra得意の大ネタ大ディスコ大会。まずはイヴリン・トーマスのクラッシック・ナンバー「ハイ・エナジー」。この曲はハイ・エナジーというジャンルを確立した記念すべき曲だ。次はジミー・ソマーヴィルとマーク・アーモンド夢のデュエットでドナ・サマーのカヴァー「I Feel Love」。ブロンスキー・ビートの1stアルバムにも入ってるけど、絶対シングルのデュエットの方がいいです。A04さんカッコいい!手の動きが違いますね、うん。

μraの2ndセット最後の曲はディヴァインの「私はとても美しい」。PWLチーム作の曲でも最高峰と言ってもいい大傑作ユーロでしょう。Jemmyちゃんが9月の名古屋用にリクエストしてくれた曲だけど、まだ東京でかかってたかったので先にこちらで。さすがにJemmyちゃん盛り上がってます。ぼくもContaさんも盛り上がってます。A04さんはなんとなくその場にします。SEABATさんは腕組みして戦況を眺めています。でも1番盛り上がってるのはμra本人です。そうだ、君が主役だ。君こそスターだ。スター誕生だ。欽ちゃん踊りだ。踊れμra!叫べμra!吠えろμra!

ContaさんとJemmyちゃんがモンキー・ダンスを繰り広げてますので、じつはディヴァインの次にゴダイゴの「モンキー・マジック」がかかってたかもしれない。そっか、Contaさんは今年木登りから猿回し、じゃなくて猿踊りにチェンジしたんですね(失礼)。しかしJemmyとの2トップはDJみんな心強かったと思うな。Jemmyちゃんはさくらダンサーズ静岡支部長に任命したい。odaさんごあいさつできなかったですが、早い時間から最後までずっとフロアにいてくれたような気がします、ありがとうございました。

■μra's 2nd
DJは2順目のμraさんへ戻り、ジョー・ジャクソンが流れ出す。デビューアルバムの冒頭を飾るアップテンポなナンバーで、俺のもう1回目だ!と宣言するかのよう。そして、毎日日曜ならいいのにぃ〜という願いが、次のモリッシーの曲にもストレートに表れる。μraさんもなかなかのメッセンジャーDJだ。

ナイスな曲が続くが、さすがにこの辺で僕も水分補給な気分。未だ訪れぬ一揆に備えて少し休憩に入るとしよう(笑)。まだ先は長い。体力は温存しながら、ある程度のペース配分も必要なのだ。一揆が起きれば急激に体力が奪われるだろう(笑)。来場者の表情にざっと視線を泳がせながらテーブル席を通り過ぎ、カウンターへ辿り着く。オーダーは迷わずコーラ。過酷なダンサーにアルコールはご法度なのだ(いや単に呑めないだけ) それにしても、曲が進むにつれてお客さんの数も確実に右肩上がりの様相。フロアにもテーブルにも、たくさんの人の顔があるのは本当に嬉しい。イベントとしての熱気を感じるのはすごくワクワクする。

おっと、goさん&A04さんのツーショットを発見。お二人ともかべさんと親交のあるDJさんだ。あいさつをしながらも、やはりA04さんの電飾ぶりが気になる。今年もあるのかなー?と思ったらやっぱりあります! 赤いイルミネーションがいくつも付いたコードをなんと地肌にテーピング(笑)。見えないところも重装備なA04さんなのであった。goさんはこの後別のイベントにも顔出さないとならないらしく寂しいが、そこはやはり顔が広いgoさんらしい。

お、80's ROMANCE常連のばにおさんやechoさんの姿もある。ご来場ありがとうございます!ってもっと前からお越しになってた気はしますが・・・。なかなかフロアにいるとお話できなくてスミマセン。やはり大音量の音楽がトークの邪魔になっちゃいますね(笑)。テーブル席の方じゃないとあまりお話できないのが残念というか何というか。とりあえずばにおさんには、一揆勃発したら遠慮なく参戦してくださいね〜!と告げてフロアへ戻る僕。曲はオルタード・イメージが流れていた。

キュートなクレアちゃんから一転、重めなリフ&ワイルドなシャウト!チェチェチェチェチェッ、チェリィ〜ボ〜ウム!が響き渡るや否や、サーッと恐ろしいスピードでフロアに切り込む姿あり。Jemmyさんだ! 水を得た魚のごとく、全身でランナウェイズを受け止める。いや〜フェイヴァリット曲への反応の早いこと。素晴らしい! そしてEveryn Thomasのハイエナジー・クラシック(なのかな?)な曲をはさみ、ブロンスキ・ビート&マーク・アーモンドの共演シングルへ。電飾シンセポップ愛好家のA04さんも、フロア前方で光り輝きながらダンシング。

どの辺りから意識し出したかはよく覚えてないけど、フロアの照明を切り替えるボタンがあるのだが、忙しいDJに変わり曲の雰囲気で勝手に切り替える僕。やっぱダンス&アッパーな曲ではフラッシュライトでしょ!、ミディアムナンバーではゆったり回る点光線に!、といった具合に。去年はけっこう「触っちゃダメ」と言われたボタンがいくつかあって恐いので触らなかったけど、今年はなぜか規制が緩いのをいいことに頻繁に替えさせてもらいました(笑)。そしてフロアにはディヴァインの妖しいグルーヴが渦を巻き、僕もAmabileさんたちとそのノリを共有。かなりの盛り上がりでμraさんの2ndセットが終了したのでした。


REUの2ndは得意のYMO関連曲でスタート。ブライアン・フェリー「東京ジョー」のカヴァー。ヴォコーダー・ヴォイスのところがダフトパンクっぽい(逆か?)。次の曲はContaさんやSEA BATさんも好きなスクイーズの「Take Me I'm Yours」だ。多分次からの曲調を考えての選曲だろうけど、ぼくなら普通に「Cool For Cats」とかかけるだろうな。でもそれがREUの世界なんです。It's REU's REU's Worldです。REUの世界のまま曲はポリスへ。

そしてU2のついにブレイクした3rdアルバムから日本でのみシングルカットされた「Sunday Bloody Sunday」。これも日曜日のイベントにピッタリな選曲ですね。この日のファースト・インパクトはこの曲だったでしょう。イントロ鳴った途端ワラワラと人がフロアに移動してすごい盛り上がってましたねー。そんなにフロア向きの曲ではないのに、去年のU2(5thアルバムの曲)より確実に反応よかった。やっぱNW全盛期の曲は違う。

続いてシアター・オブ・ヘイトの登場。去年はぼくがカークの別プロジェクトをかけたので、今年ついに本物の登場。なんたってプロデュースはクラッシュのミック・ジョーンズだぜ。かねさんもパンク専務さんも最前列に登場。さいふぁーさんも来てくれたんですよね。ご来場ありがとうございました。ヤンコビックで喜んでもらえてよかった(笑)。というわけでごく一部で盛り上がってます。専務さん、せっかくストラングラーズのTシャツ着てきてくれたのに今年はなくてゴメンね。来年はREUが必ず(おれじゃないのか?)

そして曲は近年再評価されまくりのギャング・オブ・フォーの「To Hell With Poverty」。アルバム未収の名曲です。迫力のディスコ・パンク・ビートにジャケットを手に取る人多数でフロアの反応もよかった。でもCDだと何曲目の曲かわかんないんですよねぇ。やっぱシングルだよ、シングル。

曲はP.I.L.の4thアルバム収録のシングル「Bad Life」からLords Of the New Churchのアルファビルのカヴァー、じゃなくてタイトルが同じなだけの「Dance With Me」へ流れてREUの2ndセットは終了。ローズはデッド・ボーイズ+ダムド+シャム69+バラクーダスという英米パンクスが揃ったのスーパー・バンドなんです。カレントのナガレさん3年連続の参戦ありがとうございます。髪型が3年間変わらないのはなぜでしょう?(笑)。左の素敵な女性の方、ラムちゃんみたいな耳が超かわいかったです。来年はぜひ服の方もラムちゃんで来てもらいたい。

じゅんていらーさんとお友だちの正体がやっとわかりました。3年連続参戦ありがとうございます。完全に顔と名前が一致しましたので、来年こそはちゃんとご挨拶させてね。というか先に名乗ってよ(笑)。そしたらEBMもっとかけたのに。ていうかじつはけっこう暴れん坊だったんですね。

■REU's 2nd
REUさん2ndの一発目、ん〜誰でしょう? この時点で僕はまたもブースにいたような気がしますが、そんなに照明が気になっていたのか?(笑) それとも、こっそり水分補給か?(笑) ふと見るとライノの名コンピ"Teenage Kicks"を用意しているREUさん。「次これからかけるよ」という合図をしてくれて、もしやこれは一揆の予感!?と興奮する僕だったが、プレイされたのはSqueezeの"Take Me I'm Yours"。彼らの中では比較的地味めなナンバーに「普通これ選ばんでしょう?」と囁くAmabileさん。その言葉に頷きながらも、踊ってみると思いのほかダンサブルだなと感じた僕はけっこう気持ち良かったです(笑)。

そして曲はポリスの"ロクサーヌ"へ展開。改めて聴くと名曲だな〜と思ったが、フロア的には盛り上がりに欠けたかな? 確かパンク専務さんもそんなことを書かれてらっしゃいましたね。しかし続くU2では当然かねさんが黙っちゃいない! ここぞとばかりフロア最前線で魂の拳を突き上げる! 一緒にさいふぁーさんも引き連れてきてくれて僕もごあいさつ。いやぁご来場感謝です、かねさんにはホントお世話になってます〜ってな感じで、さあみんなで盛り上がろう!カモ〜ン!!

そんな大合唱モードのままシアター・オブ・ヘイトでさらにヒートアップ! 残念ながら彼らを不勉強な僕はノリ遅れつつも、とりあえず勢いでガンガンいく(笑)。でもカッコイイ曲だったのでまた聴きたいと思った。

専務さんをして「軽めの一揆」と言わしめた盛り上がりはその後のGang Of Fourでも持続。金属的なギター音に迫力のファンクビートが絡む、ベースもイカしたカッコイイ曲だ!オォ〜〜!アアアアウゥッ!! リズム主体のこのバンドは正直ノリ切れない部分が今まであったけど、この曲でイメージ改めました。しかも手持ちのベストに収録されてて聴かずにいたのを反省(汗) 

そしてフロアの熱気はそのままP.I.L.へと引き継がれる。曲はREUさんセットのラスト、Lords Of The New Churchへ。ここで次に回すかべさんから、「MCをやるのでAmabileさんを呼んできてほしい」との依頼が。おや?軽めの一揆で盛り上がったというのにAmabileさんはもうフロアにいないの?

不審に思いながらもテーブル席へ探しに行くと、なんと根が生えたようにイスに座りながらまったりとyuukiさんと話し込むAmabileさんの姿が! イベント主催者の緊張感はまるでなく、麗しきyuukiさんの前で思いきり相好をくずすコスプレキング。もう〜何やってんですか!僕にもyuukiさんを紹介してくださいよ!・・・ということで、僕もようやくまともにyuukiさんとごあいさつできて感無量でした(笑)。ご来場ありがとうございます! お友達と黒で揃えた衣装がキマってましたね〜。Amabileさんと並んでも違和感なかったですし(←良い意味ですよ)


ヒューマンリーグが全米No.1を奪取した起死回生の大ヒット曲「ヒューマン」に合わせてかべさん渾身のMCターイム。毎年MCは抜群にうまいのだが今年はちょっと緊張してたそうです。いつもなら最後にぼくがかべさんをちゃんと紹介するんですが、今年はいきなり自分で自分のこと紹介しちゃってぼくの出番はなし。なんだよぉ、せっかくかべさんのこと褒めちぎろうと思って、前日から寝ないでセリフ考えてたのに←オリンピック観てただけ

ヒューマンリーグに続いては日本でだけ売れた懐かしのG.I.オレンジだぁ。もちろん曲は日本でだけ(しつこい)ヒットした「サイキック・マジック」。なぜかこの曲でフロアに突進する人が続出。来年はナショナル・パスタイムの「オール・ゲーム」希望。1コーラスだけなら自分でかけてもいい。MC後なのにバッチリ盛り上がってかべさんの2ndセットが本格的にスタート。

続いてはブロモンのブルー・アイド・ソウルな名曲「Digging Your Scene」。ホントいい曲ですが、ラテン・ラスカルズによるリミックスはもっと最高です。そして近年再評価されまくりのACRは初期の代表曲「Shack Up」のエレクトロニックによるリミックス。94年のリリースなのでイベントの内容的にはオリジナルのがよかったけど、このリミックスは確かにいいです。

このレポを毎年ご覧のみなさんはご存知かと思いますが、Contaさんの手の形を見てください。そう、5本の指を広げるポーズはノースサイドの「テイク5」です。ついに今年、80年代の曲じゃないのに(笑)登場しました。でもその時ぼくはトイレにいってたんです。しまった!手なんか洗ってるひまはない。フロアへ急げ!おれに続け!おれしかいないぞ。(ちなみにこの写真はじつはその時のものじゃないかもですが、ふさわしい写真が見つからなかったので使わせてもらいました)そして曲はローゼスのインディ・ダンス前夜の名曲へ。うーん、ダンサブルでマンチェな流れで最高。これぞブルマン←Contaさん命名でダンサブル・マンチェスターの略、コーヒーじゃないです

ローゼスからはプライマルの初期ネオアコ時代の1stシングル「All Fall Down」へ。去年もそんな流れがあったけど今年は選曲がギターポップっぽい。そしてネオアコの代名詞、大好きなアズテック・カメラへ。この時ぼくとContaさんは、「アズテクでこんなに踊ってる人がいる、うれしいね」と2人フロアで号泣しながら踊っていたのでした。サビではもちろん歌ったしアズテクでは今年が最高の盛り上がりだったでしょう。

次の曲はかねさん大好きミック・ジョーンズのBADの「C'mon Every Beatbox」。ロディ・フレイムと共演もしてるし、ここは曲調が違っても自然なな流れですね。80's博士のdanoさん、遠くから初参戦ありがとうございます。お互いこれからも80'sを盛り上げていきましょう!

続いてはあの大ヒット曲、バグルズの「ラジオスターの悲劇」のブルース・ウーリーによる裏ヴァージョン。けっこう知らない人もいるみたいなので、意表をつけたんじゃないかな。そしてここで80's ROMANCE最重要バンドの1つ、ジョイ・ディヴィジョンの登場。記念すべき1stアルバムの冒頭を飾る「She's Lost Control」だ。やっぱJDはカッコイイ。好きだー!かべさんのTシャツはJDのBOXセットについてるやつなんです。汗でグチャグチャになるけどいいのかな?ぼくならこういうTシャツは絶対に着ないでとっておくな(笑)。そして2ndセット最後の曲はファッド・ガジェット。ダニエル・ミラーやガレス・ジョーンズが絡んでるだけあってMUTE王道のエレポップです。かべさんも会心のセットだけあって自信のポーズ。よかったですよ!

■KABE's 2nd
ここで、アットホームな80's ROMANCEらしさをアピールするMCタイムにてDJ陣のご紹介。毎年恒例ですね。ヒューマン・リーグのドリーミーなミディアムナンバー"Human"をBGMに、マイクを持ったAmabileさんが一人一人を紹介してゆく。場内からの拍手。何だかイイ感じのブレイクですね〜。ヒューマン・リーグの曲がやけにグッとくるなぁ。僕も声援を送りつつ、ブースへ向けてデジカメのシャッターを切る。

紹介も終わり、いよいよ後半戦!といった雰囲気。ますますみんな盛り上がっていきましょう〜というかべさんの心意気がG.I.オレンジに込められる。曲はもちろん"サイキック・マジック"! 懐しきヒットソングにフロアも沸き立つ。ブロウ・モンキーズのこれまた大ヒット曲をはさみ、A Certain Ratioのめちゃめちゃリズミカルな名曲"Shack Up"。ElectronicのProd.&Remixワークも冴えるフロアユースなビートが気持ち良いぞ! 僕もかなり気合い入れて踊ったな〜。

そしてファクトリーつながりでノースサイドのマンチェ名曲へ。実は僕の友人が大好きな曲で彼のためにとAmabileさんが配慮してくれてたんですが、伝達ミスでその友人の到着を待たずにプレイ。う〜ん残念でしたが、でも僕もAmabileさんも好きな曲だし、ここぞ!とばかりにマラカス振れて楽しかったですよ〜かべさん! そう、今年は小道具としてマラカス&タンバリンも揃えていたという心配り。それもウチの子供が喜びそうなオモチャみたいなポップな感じでまた微笑ましい(笑)。ことあるごとに僕は手にしてシャカシャカやってました。

マンチェなノリを受けてのストーン・ローゼスは、まだ強烈なグルーヴを叩き出す以前の初々しい2ndシングルでちょっと変化球!? そのギターポップ然とした雰囲気は次のプライマルにも反映。アルバムごとにスタイルを変え、常に刺激的な音へと突き進むボビー・ギレスピー、その出発点となった1stシングルは優しげなメロディが印象的なネオアコ名曲。

そしてネオアコといえばやっぱり彼らを忘れちゃいけないアズテック・カメラ。若きロディ・フレイムの才能爆発の「思い出のサニー・ビート」に乗せて、僕とAmabileさん、そしてフロアにいた隠れネオアコファン(いったい何人!?)のみんなで大合唱!あ〜シアワセ。いやーでも実際アズテクけっこう盛り上がったような気がするので嬉しい。

曲はまたダンサブルな展開。元クラッシュのミック・ジョーンズ率いるB.A.D.だ。オフコース!かねさんはバースト・モード突入。クラッシュとは随分ベクトルの異なる音で驚きだけど、愛しのミックがいる場所どこへでも!そんな勢いでリズムを刻むかねさんの表情には満面の笑みが。う〜んミックへの愛を感じます。しかしふと気づくと、フロアのはるか後方で休憩する専務さんの姿あり。思わず怒りの熱視線ビーム攻撃をお見舞いするかねさんだったが、専務さんは気づいてくれたであろうか?(笑)

バグルスのカヴァーで有名な「ラジオスターの悲劇」、オリジナルのブルース・ウーリーをはさみ、今年はかべさんがかけましたか!のジョイ・ディヴィジョン登場。早めの登場に少し驚きつつも、いやぁさすがにフロアの一体感が違いますね。その場にいる人全員が"She's Lost Control"の響きに陶酔している感じ。俄然、空気が変わったのを感じます。A04さんじゃない外人さんもダンシング。普通の服装でもなぜか外人さんは目立つなぁ。そしてかべさんのラストはFad Gadget。何気に3年連続でかかってるのがスゴイですね。MC明けからずっと踊りっぱなしだった僕はこの辺でさすがにノドを潤したくなり、バーへと移動したのだった。


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