TRANS - EUROPE EXPRESS 2

SETLIST 12' 10/8 (MON) @ EN-SOF TOKYO

DJ's are...

Amabile

HAKSE

ZECK

ZECK 1st

1. Sowiesoso / Cluster ('76)
2. Deluxe (Immer Wieder) / Harmonia ('75)
3. Autobahn / Kraftwerk ('74)
4. Aufmarsch / Robert Gorl ('07)
5. Donde Estas Ashima? / Esplendor Geometrico ('02)
6. Slogun / SPK ('80)
7. Closed / Phew ('81)

HAKASE 1st

1. Sex Objext / Zeni Geva ('98) 日
2. Danach / Mittageisen ('83) 瑞
3. La Fuerza Del Destimo / Mecano ('88) 西
4. Zanna / Luc Van Acker ('84) 白
5. Alabama Song / The Young Gods ('91) 瑞
6. Bargeld Amore / Lost Gringos ('83) 独
7. Nackt Im Wind / Band Fur Afrika ('85) 独

Amabile 1st

1. La Fille Du Soleil / Mikado ('85) フランス
2. Amoureux Solitaires / Sonnenbrandt ('08) ドイツ
3. Euro-Vision (Original French Version) / Telex ('80) ベルギー
4. Fan Fan Fanatisch / Rheingold ('81) ドイツ
5. Stimme Des Herzens (Radio Extrem) / DAF DOS ('96) ドイツ
6. Dead Stars (Version) / Covenant ('00) スウェーデン
7. Ballet Dancer (Radio Version) / The Twins ('91) ドイツ
8. Spacelab / Kraftwerk ('78) ドイツ
9. Karussel / Michael Rother ('77) ドイツ
10. Militurk / Fehlfarben ('80) ドイツ

1. Pascale BorelとGregori Czerkinskyのフレンチ男女デュオで82年にCrepusculeから"Par Hasard"でデビュー。このシングルが細野晴臣に気に入られ2枚目のシングル"Naufrage En Hiver"はノン・スタンダードから日本先行でリリースされた。この「太陽のデュオ」はアンニュイなヴォーカルと洗練されたデジタル・サウンドがフロアでも愛らしく映えるテクノ・ポップ。日本盤12インチは"Carnaval"(哀しみのカーナヴァル)との贅沢なカップリングだった。
2. ドイツはハンブルグ出身のミニマル・ポップ・トリオの1stアルバム"Gestern"から。Lioの1stアルバム収録曲「ひとりぼっちの恋人たち」として有名だけど、じつはこれもカヴァーでフランスのパンク・バンドStinky Toysによる"Lonely Lovers"がオリジナル。
3. 英語版もリリースされた2ndアルバム"Neurovision"からの先行シングル。アルバム・タイトルは、ユーロヴィジョン・ソング・コンテストで19カ国中17位に終わったことへの皮肉が込められていたらしい。このシングルのジャケットはおそらくその時の模様だが、ヴォコーダーを駆使したテクノ・ポップのお手本といえる名曲。もちろん今回はフランス語ヴァージョンで。
4. 80年にデビューしたドイツのニュー・ウェイヴ・トリオ。前作に引き続きConny Plankがプロデュースを手がけた2ndアルバム"R."に収録で通算5枚目のシングルは、Kraftwerkの作品でもおなじみのEmil Schultとの共作で、独チャート24位のヒット。ブイブイうなるシンセと生ドラムっぽい打ち込みのハンマー・ビートでパンキッシュに疾走する、まさに熱狂的なダンス・ナンバーだ。メンバーのLothar Manteuffelは、後にクラフトワークを脱退したKarl BartosとElektric Musicを結成する。
5. Delkom解散後、ガビがモデルのWotan Wilkeと組んだデュオ。これがデビュー・シングルで、1stアルバム"Allein, Zu Zweit, Mit Telefon"に"Ich Glaub Ich Fick Dich Apater"というタイトルで収録。軽快な裏打ちのハウス・ビートが気持ちいい快楽的なダンス・ナンバー。
6. スウェーデンのフューチャーポップ・バンド。この曲は4枚目のフル・アルバム"United States Of Mind"からの第2弾シングルで、冒頭でKraftwerkの"Showroom Dummies"(ein, zwei, drei, vierの部分)をクリアにサンプリングしてます。
7. 80's ROMANCEでもプレイされるドイツの哀愁エレポップ・デュオ。この曲は83年リリースの3rdアルバム"A Wild Romance"に収録のシングルで、独チャートで19位、イタリアでは3位まで達した最大のヒット曲。これは軽いラテン風味を加えたニュー・ミックス。
8. 「人間解体」というすごい邦題でリリースされた7枚目のアルバム"The Man-Machine"に収録。現代のテクノ(特にデトロイト)にも通ずる四つ打ちのダンサブルなマシーン・ビートが特徴のナンバー。ドイツ盤"Die Roboter"B面に収録のエディットを使用。
9. 元KraftwerkにしてNeu!、そしてHarmoniaでもあるミヒャエル・ローターのソロ1stアルバム"Flammende Herzen"より邦題は「回転木馬」。09年にタイトル曲とのカップリングで7インチが再発。Conny Plankがプロデュースを手がけドラムにはCANのJaki Liebezeitが参加。
10. 元Mittagspauseの3人(Peter、Thomas、Uwe)、元DAFのMichael Kemner、後にDer Planを結成するFrank Fenstermacherなど凄いメンバーで結成されたドイツのスーパー・バンド。ガビも短期間ながら在籍していた。Kurt(Pyrolator)も参加したデビュー作"Monarchie Und Alltag"に収録されたこの曲は、ガビがMittagspause時代に書いた曲で、DAFでは"Kebabtraume"として有名。それぞれ全く趣の異なるアレンジになっているので、興味がある人はこの"Militurk"と"Kebabtraume"を聴き比べてほしい。

ZECK 2nd

1. Alte Pizza / Der Plan ('84)
2. The Boy From Ipanema / Antena ('82)
3. Aero Dynamik (Kling Klang Radio Mix) / Kraftwerk ('04)
4. How Much Are They? / Holger Czukay, Jah Wobble & Jaki Liebezeit ('81)
5. Kinderzimmer / DAF ('03)
6. I Want More / Richard H. Kirk ('88)
7. Gute Luft / Palais Schaumburg ('81)
8. El Macho Y La Nena / Liaisons Dangereuses ('81)
9. Dusseldorf / La Dusserdorf ('76)

HAKASE 2nd

1. Tutti Frutti / Trio ('83) 独
2. Burning Sister / Amon Duul II ('70) 独
3. Vitamin C / CAN ('72) 独
4. Equinoxe Part5 / Jean Michel Jarre ('79) 仏
5. Head Hunter V1.0 / Front 242 ('88) 白
6. Kunst Und Wahnsinn / Pankow ('88) 伊
7. Tans Debil / Einsturzende Neubauten ('81) 独
8. Goldnes Spielzeug / DAF ('81) 独

Amabie 2nd

1. America (7" Version) / Neondian ('86) ドイツ
2. Hockey (7" Version) / Palais Schaumburg ('83) ドイツ
3. Dreamhouse / X Mal Deutschland ('89) ドイツ
4. Hall Of The Mirrors / Siouxsie And The Banshees ('88) イギリス
5. Empire State Human / Marsheaux ('12) ギリシャ
6. Got To Be Your Lover / Taco ('88) ドイツ
7. Allein, Allein / Polarkreis 18 ('08) ドイツ
8. 15 Minutes Of Fame (Radio Edit) / Karl Bartos ('01) ドイツ
9. Lips Are Silent / Vanity Fair ('83) スウェーデン

1. 元NEU!のKlaus DingerがLa Dusseldorfを経て85年にリリースした、"La Dusseldorf 4"としても知られるKlaus Dinger + Rheinita Bella Dusseldorf名義のアルバムからのカット。06年にLa-Dusseldorf.de名義でリマスター&CD化されたアルバム"Mon Amour"にも収録。この名義では唯一のシングルで、アルバム・ヴァージョンより短いエディットとなっている。歓喜のハンマー・ビート炸裂!
2. 2ndと3rdの間にリリースされたアルバム未収シングル。初期のアヴァンギャルドな雰囲気が後退しポップになっているが、2ndアルバムの流れを汲むトロピカルな変態スウィング・エレクトロ・ポップで、その凝りまくりながらもスムーズに展開していくアレンジ・ワークは素晴らしいの一言。なお、この曲のプロモ・ビデオを手がけたのがあのAnton Corbijnで、彼のPV監督デビュー作にあたる。
3. オリジナル・メンバー2人とドラマーが脱退し、アンヤとウルフギャングのデュオになっての4枚目のアルバム"Devils"からの先行シングル。前作よりもさらに音作りがポップになったことで、初期の攻撃性や神秘性が大きく失われてしまったけれど、スピード感のあるアグレッシヴな楽曲の出来は意外と悪くない。
4. カヴァー集となった8枚目のアルバム"Through The Looking Glass"に収録。もちろんタイトルはこのKraftwerkのカヴァー"Hall Of Mirrors"の歌詞の一節から。スローなオリジナルにビート感を加え、バンド・サウンドでアップにアレンジした見事なカヴァーだ。アルバムに収録されているのは他にもSparks、The Doors、John Cale、Roxy Music、Televisionなどで、彼らのルーツが垣間見える選曲となっている。
5. Marsheauxは初期Depeche ModeやYazooからの影響が顕著な女性シンセポップ・デュオで、New Orderほか数々のロマンス系カヴァーを披露しています。このHuman Leagueのカヴァーは最新作となる編集盤"E-Bay Queen Is Dead"に収録。タイトルからしてモロですが、ジャケはSmithsの名作"Queen Is Dead"のパロディ。
6. タコというと83年の「踊るリッツの夜」の一発屋的の思われがちだけど、じつは80年代後半のマハラジャ系ディスコで流行ったのがこの曲。これがまるでストック/エイトキン/ウォーターマンなユーロビートで、タコのヴォーカルまでRick Astleyソックリだったり。リック・アストレーの未発表曲だと言っても誰も疑わないと思う(笑)。
7. 09年に行われたDepeche ModeのTour Of The Universeのベルリン公演でサポートを務めたドイツのシンセポップ・バンド。この曲は2ndアルバム"The Colour Of Snow"からの先行シングルで、独チャートで1位を獲得したほかヨーロッパ中でヒットを記録した代表曲。
8.
元Kraftwerkのカール・バルトス。Electric Musicを経て03年にリリースされた唯一のソロ・アルバム"Communication"にも収録された1stシングル。ロボット・ヴォイス全開ながらNew Orderの"Blue Monday"っぽいベースラインも飛び出すディスコティックなテクノ・ポップ。
9.
78年にLustans Lakejerとしてスウェーデンで結成。82年にJapanのRichard Barbieriのプロデュースで3rdアルバム"En Plats I Solen"をリリースするが、このアルバムの英語ヴァージョンが"A Place In The Sun (失われた絆)"で、Vanity Fair名義で本国スウェーデンと日本でリリースされた。アルバム冒頭を飾るこの「沈黙の時」はスウェーデン語の"Lappar Tiger (Ogon Talar)"として前年にシングル・カットされたナンバーで、リチャードとともにJapanからMick Karnがサックスで参加。

ZECK 3rd

1. Red Guitar / David Sylvian ('84)
2. Mit Dir / Robert Gorl ('83)
3. Never Gonna Cry Again / Eurythmics ('81)
4. Hallogallo / NEU! ('72)
5. Kaltesklareswasser / Malaria! vs. Chicks On Speed ('01)
6. Co Co Pino / DAF ('80)
7. Lightning Strikes / Klaus Nomi ('82)

HAKASE 3rd

1. History Of A Kiss / Gabi Delgado ('83) 独
2. Mission Impossible / Lizzy Mercier Descloux ('79) 仏
3. Tout, Tout Pour Ma Cherie / Michel Polnareff ('69) 仏
4. Amicalement Votle / Lio ('80) - 恋はAmi Ami / 倉田まり子 ('81) 仏-日
5. C'est Comme Ca / Les Rita Mitsouko ('86) 仏
6. Rette Mich / NENA ('84) 独
7. 成吉思汗 / 林子祥 ('77) 中
8. Computerstaat / Abwarts ('80) 独
9. Numbers - Computerworld 2 / Kraftwerk ('81) 独

Egomaniac Sounthpaw Live

1. All I Need
2. Reason
3. 917
4. Whole Tale
5. 1963
6. The Machoneries Of Joy
7. The Great Commandment

Amabile 3rd

1. Slipping Away (Crier La Vie) / Moby with Mylene Farmer ('06) イギリス+フランス
2. Geh'n Wie Ein Agypter / Blumchen ('00) ドイツ
3. Waterloo (German Version) / ABBA ('74) スウェーデン
4. Schock Den Affen / Peter Gabriel ('82) イギリス
5. Der Kriegsgesang - La Cancion De Guerra / Culture Club ('84) イギリス
6. L'Histoire Sans Fin (The Never Ending Story) / Limahl ('84) イギリス
7. Paris City Boy / Pet Shop Boys ('03) イギリス
8. Warme Lederhaut / Laibach ('12) スロベニア

1. 7枚目のアルバム"Hotel"からのシングル・カット。元YazooのAlison Moyetがコーラスで参加したヴァージョンもあるけど、こちらはミレーヌ・フェルマールがフランス語で歌うシングル・ヴァージョン。ベスト盤"Go - The Very Best Of Moby"の日本盤などに収録。
2. ドイツはハンブルグ出身の女性シンガー。デビュー・シングル"Herz An Herz"が独チャート4位のヒットになり、Blossomとして日本にも進出。この曲は5枚目のアルバム"Die Welt Gehort Dir"に収録されているBanglesの"Walk Like Egyptian"のドイツ語カヴァー。ユーロ・ハウス/ハッピー・ハードコア系のアレンジ。
3. スウェーデンが世界に誇るポップ・グループ。これはブレイクするきっかけとなった2ndアルバムのタイトル・ナンバーのドイツ語ヴァージョン。本国では3位止まりだったが、ドイツやイギリスほか数々のヨーロッパ諸国で1位を獲得した初期の代表曲。
4. 元Genesisのヴォーカリスト、4作目のアルバムから通算10枚目のシングル。Steve Lillywhiteプロデュースの前作では後に大流行するゲート・リヴァーブを発明したが、本作はリン・ドラムでプログラミングされ、高級サンプラーのフェアライトCMIを導入。チャップマン・スティックなどの生楽器も効果的に配し、Peter Hammillが個性的なコーラスで彩るという完璧なサウンド・プロダクション。猿もショックで踊りだすエスニック・ニュー・ウェイヴ・ディスコ大名曲。その"Shock The Monkey"のドイツ語ヴァージョン。
5. 3rdアルバム"Waking Up With The House On Fire"からの先行シングル。各国語ヴァージョンが存在し、日本語では「戦争はんたい」と歌われているが、どうしても「戦争へんたい」と聞こえてしまうカラフルでキャッチーなポップ・ナンバー。その"The War Song"のドイツ語ヴァージョンからフランス語ヴァージョンへ。
6. Kajagoogoo脱退後のソロ3rdシングルで、ファンタジー映画"The Neverending Story"の主題歌。東京音楽祭で知り合ったGiorgio Moroderのプロデュース。フェード・イン、フェード・アウトで曲が続いている様子はまさにタイトル通り。そのレアなフランス語ヴァージョンで、リマールとデュエットするのは英語ヴァージョンのBeth AndersonではなくAnn Calvert。
7. Kylie Minogueらがゲスト参加した99年の7作目"Nightlife"からの先行シングル。ハウス界の大御所DJ/リミキサーであるDavid Moralesとの共同プロデュースによる"New York City Boy"は、日本ではパラパラギャルまでも巻き込んだ特大のディスコ・ヒットとなった。これはベスト盤"Pop Art"のフランス盤用に、"New York"を"Paris"にするなど一部をフランス語で歌い直したヴァージョン。
8. 80年に結成されたスロベニア(当時はユーゴスラビア)のインダストリアル・バンド。まだリリースされて間もないカヴァー・アルバム"An Introduction To ...Laibach"に新曲として収録された、The Normalの"Warm Leatherette"のスロベニア語(多分)カヴァー。

ZECK 4th

1. Tod Und Teufel / Die Krupps ('82)
2. Master And Servant / Depeche Mode ('84)
3. Als War's Das Letzte Mal / DAF ('81)
4. Pocket Calculator (The Mix) / Kraftwerk ('91)
5. Jonny (Du Lump) / Holger Hiller ('84)
6. Unbeschreiblich Weiblich / Nina Hagen Band ('79)
7. Halleluwah [Edit] / CAN ('71)
8. Feurio! / Einstruzende Neubauten ('89)

HAKASE 4th

1. Deprime (Sweet Dreams) / Sylvie Vartan ('83) 仏
2. Dance With Me / Alphaville ('86) 独
3. I Like Chopin / Gazebo ('83) 伊
4. Major Tom (Voellig Lossgeloest) / Peter Schilling ('83) 独
5. Germany Calling / Tone Band ('81) 独
6. Vienna Calling / Falco ('85) 墺
7. Dr. Mabuse / Propaganda ('84) 独
8. Workers / Kowalski ('83) 独
9. Der Mussolini / KMFDM ('06) 独

Amabile 4th

1. Total Eclipse (Radio Version) / Rosenstolz + Marc Almond + Nina Hagen ('01) ドイツ+イギリス
2. How Long (Technolash Mix) / Information Society ('90) アメリカ
3. Risk / The Krupps ('85) ドイツ
4. Blind Hearts (4AD Version) / Xymox ('87) オランダ
5. A Forest (Short Cut) / Blank & Jones feat. Robert Smith ('03) ドイツ+イギリス
6. Krieger (Radio-Fassung) - Sweety Sweety (Radio-Edit) / And One ('03) - ('97) ドイツ
7. Die Welt Ist Schlecht / Die Doraus Und Die Marinas ('83) ドイツ
8. Los Ninos Del Parque (CP2 Mix) / Liaisons Dangereuses ('03) ドイツ
9. Radioaktivitat (Francois Kevorkian Remix) / Kraftwerk ('91) ドイツ

1. ローゼンシュトルツは91年にドイツはベルリンで結成された男女デュオ。タイトル曲はKlaus Nomiのカヴァーで、マーク・アーモンドをゲスト・ヴォーカルに迎えてのデュエット(ニナ・ハーゲンはカップリングの"Die Schwarze Witwe"に参加)。原曲がオペラとニュー・ウェイヴ・ロックの融合なら、本作はオペラとエレクトロ・ディスコの融合。曲の前半はマークが官能的に歌い、後半は女性ヴォーカルのAnNa Rがノミ激似のファルセットを披露するグレイトなカヴァー。
2. 元Scritti PolittiのFred Maherプロデュースによる2ndアルバム"Hack"からのシングル・カット。12インチとCDシングルに収録のこのリミックスではクラフトワークの"Pocket Calculator"をサンプリング。いや実際にはサンプリングではなく自身の打ち込みでシンセリフを再現しているらしい。なおアルバムに収録の"A Knife And A Fork"では"Showroom Dummies"をサンプリングしている。
3. バンド名を英語のThe Kruppsに変更し、世界進出を目指してStatikと契約。プロデューサーにJohn FoxxやDead Or Aliveなどを手がけたZeus B. Heldを迎え、英語詞によってリリースされた6曲入りのミニ・アルバム"Entering The Arena"からの先行シングル。イントロのムチを打つ音でサンプリングを導入し、得意のメタル・パーカッション(シュタロフォン)も活躍する派手なエレクトロ・ダンス・チューン。
4. 2ndアルバムを経てClan Of XymoxからXymoxとシンプルに改名しての2ndシングル。デビュー当時から比べるとポップになっているが、ダークな質感も決して失っていない。このメランコリックでメロディアスなダンス・ナンバーを最後に4ADを離れ、Polygram傘下のWing Recordsに移籍。89年の3rdアルバム"Twist Of Shadows"では、Simple Mindsなどを手がけたPeter Walshをプロデューサーに迎え、さらにメジャー感のあるダンス・ミュージックにアプローチする。この"Blind Hearts"にリズムを強化したリミックスを施し、再びシングルとしてリリースしているが、両者を聴き比べてみるとそのアプローチの違いがよくわかるだろう。
5. 97年にシングル"Sunrise"でデビューしたドイツ出身のトランス・デュオによる、ロバート・スミス本人をフィーチャーしてのCureのカヴァー。ロバートが"Again and again and again ..."のフレーズをより長く歌うなどヴォーカルを全て録り直しているので、リミックスではなくセルフ・リメイクに近い。ロバートのクセの強い声がトランシーなトラックに絶妙に溶け込み、荘厳に響くシンセも美しい旋律を奏でるピアノも完全に時流に乗った新しいサウンドスケープを見せた。
6. 現在のドイツ・シーンで大人気、80's ROMANCEでも一部で人気のシンセポップ/EBMバンド。じつは今回フィーチャリング、もしくは特集タイムを設けたかったくらいなんだけど、それが実現できなかったので2曲をメドレー風につないで無理やり1曲としてプレイ。"Krieger"は8作目"Aggressor"、"Sweety Sweety"は5作目のアル"Nordhausen"に収録のシングルで、それぞれアルバムでも特に好きな曲。
7. メジャーのCBSと契約を果たしての2ndアルバム"Die Doraus Und Die Marinas Geben Offenherzige Antworten Auf Brennende Fragen"(ドーラウの世界旅行)からのシングル。アルバムは前作に引き続き参加のピロレーターに加え、デア・プランからはFrank Fenstermacher、さらにLost GringosのPete Jekyllらを迎えてレコーディングされていた。この邦題「この世はさいあく」はマリーナスのラララ・コーラスも超キュートに踊るキャッチーなダンス・チューンで、"Fred Von Jupiter"にも匹敵する痛快なテクノ・ポップ最高曲。
8. 太くブヨブヨしたベースラインのシンセリフ、重厚なデジタル・ハンマー・ビート、妖しくエロティックに絡みあうヴォーカル、これだけのシンプルな構成で作り出された暗黒エレクトロ・ディスコの大傑作シングル。今回は12インチのみでリリースされたコニー・プランクの手による未発表ミックスを使用。
9. リミックス・アルバム"Mix"からのシングル・カット。"Tour De France"を手がけたフランソワ・ケヴォーキアンと、当時売れっ子だったWilliam Orbitがリミックス。ケヴォーキアンのリミックスは、アルバム・ヴァージョンをベースにパーカッションなどビート面を強化し、よりフロア向けにアップデート。ほぼノン・ビートで踊れないオリジナルにクラブ対応可能なリミックスを施し、オリジナルを再構築するというリミックスの意義を最大限に発揮した最高の仕上がりとなっている。これはその"Radioactivity"のドイツ語ヴァージョン。

ZECK
Slow Motion / Ultravox ('78)

HAKASE
Les Mannequins / Kraftwerk ('77) 独

Amabile
Verschwende Deine Jugend (Official Version) / DAF (Delkom Mix) ('89) ドイツ

TRANS EUROPE EXPRESS / KRAFTWERK ('77)

80's ROMANCE