80's ROMANCE in TOKYO SECOND COMING @ BAR SHIFTY

Report 序章

ついに今年も80's ROMANCE in TOKYOの朝がやってきました。去年は遠足の日の子供のように早起きしてしまって(確か5時くらい)ヘアメイクを完璧に施して、お店でみんなの到着を待ってました。今年も当然朝5時に起床...なんてことはなく普通に起きてμraに迎えにきてもらったのですがまずμraが遅刻。集合時間の8時に間に合わずダンサーズのほうが先にお店に到着してしまったのでμraには重い罰が与えられた。80's ROMANCEは時間に厳しいのです。TAK-Cも時間はわりときちっとしてるので当然来てました。そして時間にルーズなREUはもちろんまだ到着していなかったことは言うまでもない。当然ヘビー級の罰を与えたいところだが往復1人で運転手なので特別に許されたのであった。

今年は名古屋からの参加メンバーが去年より1人増えたので、車2台で行くか車1台で1人新幹線を使うかで検討の結果、車1台で1人新幹線ということになったんです。車1台で1人新幹線だとトータルで1万円くらい安くなるのですよ。それだと1人頭1000円以上変わってくるので100円のレコードに換算すると、レコファンのゴミコーナーで10枚以上買えないレコードが出てくるってことになるわけです。しかも行きの新幹線は一刻も早く東京へ到着すべきである主催者のこのぼくということで、ひと足先に渋谷のレコ屋でなんかすごいレアなレコードを激安で買って、いかにも「こんなレコード当然20年くらい前から持ってるよ」ってな顔して、おもいっきり80's ROMANCEで使ってやろうなんてワクワクしながら考えてたんです。

ところが直前になってダンサーズから車1台だと狭いからやっぱ2台にしようという意見が出てしまい、ここでAmabile&TAK-Cの車1台派(TAK-Cは2台になると自分が運転手になるから)とさくらダンサーズの間で全面戦争が勃発してしまいました。双方の全知能、全勢力を使って死力を振り絞っての凄まじい戦いの結果、核を保有しながらそれを使うのをためらったAmabile&TAK-C連合軍の敗退が決まった(時間にして約1分)。というわけでいざ出発となったわけですが、みんなが出発してからメイクして新幹線に乗ろうと思ってたので全くのスッピン。ノーメイクではとても人前に出られない!ということで車内にメイクボックスを持ち込んで出陣の運びとなりました。

車内は楽しい。REUのカーステから流れるちょこっとだけ胸躍らせてくれる音楽(元ちとせじゃなくてよかった)、μraの意味のない小粋なトーク、TAK-Cの揺れる眼差し(いなかったけど)、ダンサーズの白鳥の湖などあっという間に時間が過ぎていく。去年はトイレ休憩1回だけだったけど今年は12回くらい休憩したし、熟睡してなっちと手をつないで野原を駆け回る夢も見たしかなりくつろいだ雰囲気。しかし今年は去年よりスタートが早いのにこんなに余裕でいいのか?などと心配しつつ激しく上下する車内で真赤な口紅を塗ったところ、はみだしてホントにロバート・スミスになったりして大変でした。なんか今一つ美しくないなんて思ってるうちにいよいよ首都高に突入。

首都高は去年よりかなり混んでて早く着いたらレコ屋へ行こうなんて企画は木っ端みじん。とりあえずこの日ゲストDJとして参戦してもらうsakumaさんのROCKSHOPだけには顔を出そうということで、かべさんとContaさんとROCKSHOPで待ちあわせすることにしました。というわけでまずはこの日の会場SHIFTYを探そうということでREUの高性能カーナビを駆使して予定よりかなり遅れたけど無事到着。去年同様偶然にも道路を挟んで真向かいに運よく駐車場を確保(当然この日はここで寝ることになる)。東京は4年くらい住んでて渋谷は毎週のように行ってたんですが、SIFTYが渋谷駅からどの程度離れているのかよくわからない。待ちあわせの時間に間に合わないので急いで渋谷駅まで向かったところ遠い!めちゃくちゃ遠い!しかも暑い!これはROCKSHOPでの待ちあわせは失敗だったなと思いつつ時速250キロで爆走。

移転後のROCKSHOPはもちろん初めてだったので当然のように迷ってしまったけど、なんとか見つけて全力疾走でかべさんの待つ店内へ。かべさんは去年同様大粒の汗を流しながら...なんてことはなくクーラーのかかった店内で爽やかにぼくの到着を待っていてくれました。ここまで東京での宣伝活動を一手に引き受けてくれていたかべさんと感動の再会。何か体の奥から熱いものが自然と込み上げてくる。これはなに?ゲロ?いや、涙だ!泣こう!と思ったけど出てくるのは汗だけだった。レコードを見たいと思ったけど翌日にとっておいてまずはかべさんにこの日までのお礼の挨拶が先。しばらく歓談してるとContaさんがやってきた。真夏の東京は40度を超えていたというのにContaさんはただの1粒の汗もかいてない。信じられない、なんて涼しげな人なんだ!去年のように後ろからこっそり抱きしめられなかったのが残念だったけど正面から熱い抱擁を交わし、自分の汗をContaさんの乾いた肌になすり付ける。時間もなかったのですぐSHIFTYに向かって昼食をとりましょうというこで店内を後にしました。

2人と会うのも去年の東京公演以来丸1年ぶり。すごく話したいことがたくさんあるはずなのに上手く言葉にできない...なんてことはなく道中もしゃべりまくり。1年のブランクは全く感じられませんでした。SIFTYに到着するとすでにスタッフの人が来ていて中に入れる状態でした。じゃあ先に荷物を運ぼうということでその数51380枚、その重さ25000トンもの大量のレコードを往復もせずに運び入れる。Contaさんは完全にスタッフと化してその小さい体いっぱいにレコードを持って一生懸命運んでくれました。思ったより店内が狭かったので、みんなでイスを移動して少しでも広くなるようにセッティング。ジャケディスプレイ用のスタンドも設置してあとはスタートを待つばかり。果たして去年のようにお客さんはいっぱい入ってくれて盛り上がるのか?酸欠にはなりたくないけどちょっとだったらなってもいいなんて不安と期待が交錯する中、μraのドリーム・アカデミーの名曲で狂乱の一夜はスタートしたのでした。

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