80's ROMANCE in TOKYO Version 6 @ wedge

PART 1

ついにスタートしてしまった80's ROMANCE in TOKYO Version6。今年は初めてREUからのスタートで意表をつく。ついたつもり(笑)。今年の80's ROMANCE in TOKYOは6回目にして初の特集を組んだのだ!NITZER EBBとMUTEという東京でしかやれないような特集だ!MUTEは今年名古屋でもやったけど、ニッツァーエブはさすがに名古屋じゃ特集やれないもんね。祝WIRE来日!(行けないけど)

というわけで1曲目からもちろんニッツァーエブ!じゃなくてMUTE!オープニング曲は元ポップ・グループ、マーク・スチュワートの名曲「This Is Stranger Than Love」。この曲はエリック・サティの「ジムノペティ」を大胆にサンプリングした美しすぎる名曲。MUTE特集のオープニングを飾るのにふさわしい曲だったんじゃないかな。ジャケ写が撮れなかったので反則のジャケ画像で。というかREUの1stセットの写真全然撮れてない!オープンと同時に10人くらいどどーっとお客さんが入ってきてそれどころじゃなかったのだ!入場順はもうよく覚えてないんだけど、WEDGEに1番早く到着してたのはロンゴーさんの3時(笑)、2番目がYちゃんで3番目がA04さんだったかな。みんな早い時間からホントありがとうございます!

先着CDの整理券とか配ってたら、あっという間にワイアーになってたよ。特集はMUTE以外のEBM/インダストリアル系もありだったから、KMFDMの「Juke-Joint Jezebel」とかちょっと踊りたかったなー。ワイアーはもちろん再結成後MUTE時代の「Eardrum Buzz」だったんだけど、こんな早い時間に使うにはもったいないくらいニューオーダーしてるダンサブルでカッコイイ曲。フロアの反応もよかった!あ、もうREUのセット最後の曲だよ。早いなー。早いといっても決して早漏なわけではない...って序章でも書いたっけ?(笑)

曲はインスパの牛ジャケ「She Comes In The Fall」だったんだけど、じつはゾディぽん狙い撃ちの1曲。それはContaさんのイベントSYTのマンチェ特集の時に、ゾディぽんがこの曲をリクエストして却下されてたから(笑)。イントロと同時に雄叫びをあげて頭を丸めながらフロアに飛び込んできたゾディぽん。予想通りこの1曲だけ踊ってバーの方へ去っていったのであった。REUの1stセットは20分だったんだけど、なんとこの時点で先着CDの20枚分が完全になくなったのだ!すごーい!1分に1人来てた計算だよ。このペースでいったら11時の時点で450人も来ちゃうよ。WEDGEってMAX何人だったっけ?これはあの1回目の80's ROMAMCE以来伝説の酸欠状態の再現か?どうする?入場規制した方がいいのか?屈強なガードマン必要?

余計な心配でした。それよりTAK-Cの光るおでこの方が心配だ...


そして黒のノースリーブで筋肉を強調して登場のTAK-C。どこから見ても正真正銘のハード・ゲイ。レイザー"TAK-C"HG。このTAK-Cのセットが凄まじかった!まだ3時台だというのにMUTE特集のクライマックスを迎えたかのようにMUTE鋼鉄系の連打!1曲目はDAFでガビの相棒だったロバートのソロデビュー曲。スカスカな音の変態エレポップ。2曲目はついに登場今回の特集アーティスト、ニッツァーエブ!曲は2ndアルバムからのシングルで「Shame」。数人の間で歓声が起こったような気がしないでもない。きっと気のせいだ。ニッツァーエブ特集はまだまだこれから!

続けてはなんとSPKの初期シングル「Mekano」だ!スロッビング・グリッスルでおなじみのIndustrial Recordsより、Surgical Penis Klinik名義で2000枚限定リリースされたレアなシングル。もちろんおれのさ。SPKに続いては早くも登場ノイバウテンの「Tanz Debil」。もう神をも怖れぬ選曲だね。いいぞTAK-C!しかしちょっとした操作ミスでイントロでガツーンと来なかったのが惜しい。でもカッコよかった!Yちゃんは雄叫びとともに狂喜乱舞。全く狙い通りの反応でうれしい。狙ったのはTAK-Cなのだが、それを影で操っていたのはぼくなのだ!danoさんとはかせ、akaちゃんなど一部の人たちで勝手に盛り上がる。

次の曲はライバッハだよ。「おっかねぇ。人生ワッハッハのライバッハ」だよ(日本盤帯より)すごいぞTAK-C!そして今回の80's ROMANCE裏テーマは日本人アーティストだったわけだけど本日の日本人1曲目、電グルの「Less Than Zero」の登場。インディー時代のアルバムからの曲だけど、じつはあの名曲「N.O.」の初期ヴァージョン。大合唱になる予定だったのだがまだそこまでフロアはヒートアップしていなかった(笑)。ちなみに卓球は初期MUTEのコンピ盤を監修してるし、WIREにニッツァーエブ呼んじゃうんだから今回はある意味マスト。大自然な選曲。野生の王国。

TAK-Cの1stセット最後の曲はファッド・ガジェットの「Life On The Line」。2ndアルバム収録の哀愁エレポップ・ナンバー。MUTE社長のダニエル・ミラーが全面的に手掛けているだけあって、デペッシュ・モードと酷似した音作りが特徴。じつはREUがかける予定だったんだけど、TAK-Cのインスパと急遽トレードしたんです。だって聴かせたかったピザ市さんとマーシャンさん来てなかったんだもん。でもこれ以上後にずらすのは無理で結局プレイ。おそい。おそいといっても遅漏という..(以下略)

しかしA04さんはホント最高だよなー。甚平、麦わら帽子に提灯まで!夏休み中の田舎の少年のようだよ。しかも光ってるし、ゲイ、いや芸が細かい!


そして東京支部長かべさんの登場。かべさんの1曲目はMUTEのアーティストからピーチの「On My Own」。元B-Movie!のギタリストだったPaul Statham在籍で、SHAZNAのIZAMが日本語カヴァーしたことでもおなじみの曲。2曲目はモービー初期の代表曲「Go」。まだMUTEに所属する以前のシングルで、おびただしい数のリミックスがリリースされてます。

次の曲は本日のデぺ関連1曲目、デイヴ・ガーンのソロデビューアルバムから「I Need You」。偶然にもnozapiiさんからの刺客がデイヴのTシャツだった!248枚の所有枚数を誇るデぺのTシャツ群からあえてデイヴをセレクトしたところはさすがだ。ちなみにnozapiiさんは去年まで皆勤で、魂だけじゃなく死者、いや使者を派遣するところもさすがだ。ん?今年のかべさんサングラスなんてかけちゃってなんかカッコイイなぁ。でも室内で帽子は蒸れて頭皮によくないですよ。毎年着実にTAK-Cの域に1歩1歩近づいている東京支部長であった。

そして1stセットにして早くもイレイジャーの登場。今年は後半にヤズーも控えてたから、あえ前半に組み入れてもらったのだ。でもイレイジャーもMUTEの顔だから、デぺをかけない以上特集の時間帯にあってもよかったよね。次の曲は80's ROMANCE in TOKYO初登場、旧東ドイツが誇る絶叫エンターテイメント集団ラムシュタイン。今回の特集は90年以降の曲もありだったからね。曲は現在のところの最新シングル「Mann Gegen Mann」のヴィンス・クラークによるリミックス。ラムシュタイン自体はMUTEじゃないんだけど、イレイジャーからはじつにかべさんらしい流れ。

そしてこの日の特集アーティスト、ニッツァーエブの3連発がここで炸裂!1曲目の「Ascend」は最後期のシングルだけど、これまたヴィンス・クラークによるリミックス。じつはヴィンス3連発でもあったのだ!まぁセットリスト見ればわかるんだけどね(笑)。次の曲は待ってましたの「Murderous」!やっぱり初期はカッコイイ!7インチはけっこうレアでもちろんぼくのだ!これでフロアの温度が確実に0.1度上がったと思う。かべさんの1stセット最後の曲は3rdアルバムから「Lightning Man」で、最強のThe Industry vs The Ebb Mixを使ってたのはさすが!

オープンと同時に今年初参戦してくれた、いっしーさんのTシャツは90年のライヴの時に買ったそう。ニッツァーエブの特集なのに、エブのTシャツ着てたのはなぜかいっしーさんだけという80's ROMANCE前半のフロア。同じく初参戦のツリ_マさんは、WAX TRAXのTシャツがいかす。ちなみにこの時点でデぺのTシャツの人は7人いたらしい。みんなきっとデぺがかかるの期待してたんだろうなぁ...


そしてついにぼくの1回目の出番だ!その場にいた人はわかると思うけどとにかくたくさん曲をかけたかったから、前半は2分くらいでどんどん次の曲へつないでます。フルコーラスちゃんと聴きたい派?の人には物足りなかったかも。1曲目はデトロイト・テクノの雄、Underground Resistanceの別名義X-101からスタート!UKではMUTEからのリリースでアルファから日本盤もリリースされていたのだ!一応UR好きのakaちゃんも意識しての選曲(2分も使ってないけど)2曲目はMUTEからリリースのTGリミックス盤より、名曲「United」のアンディ・ウェザオールによるリミックス。大阪からこの日のためだけに(違うか?)参戦のヤマめさん、80's ROMANCEの本拠地名古屋から参戦のマーシャンさんも発見。一応ちゃんとフロアにいたのね。5年連続参戦のばにおさんもコソッとフロアに(笑)。

テスト・デプトとトミー・シュタンプの金属系はMUTEじゃないけどYちゃん狙い撃ちの選曲。特に後者はコニー・プランクのプロデュースで、DAFとは違うアプローチのエレクトロ・パンクが炸裂する大傑作。これジャケの写真ほしかったなー。そしてはかせがリクエストした2nd Communicationはなぜかしっかりジャケ写が(笑)。これじつは日本人2人のEBMユニットで、ベルギーのレーベルからリリースされてた知る人ぞ知る名盤。盛り上がる予定じゃなかったのにけっこう盛り上がってしまった。はかせのリクエストなのに(笑)。まさか全く守備範囲外であろうゾディぽんやJEMMYちゃんまでフロアにいるとは思わなかったよ。そして早くも本日3曲目の日本人アーティストはソフトバレエ!曲は直前まですっごい悩みに悩んで結局「Final」にしたよ。ここが日本つなぎになってたことはぼくとはかせ2人だけの秘密さ。いや、はかせと秘密を共有してもひとっつもうれしくないな。あ、踊りまくってたじゅんちゃんもわかってたかも?

そしてここでニッツァーエブ特集タ〜イム!まずはダグラス・マッカシーがVoのTBM(テクノ・ボディ・ミュージック)ユニットFIXMER/McCARTHYから。続けてエブのMUTE移籍以前、自らのレーベルからリリースしていた初期シングルを連発!おー、デビュー曲の「Isn't It Funny How Your Body Works」のジャケ写があった!Contaさん全然興味ないのにちゃんと撮ってくれてくれてありがとう(笑)。この曲は今回の特集にマストだったしジャケがカッコイイからうれしいな。エブ特集最後の曲はみんなお待ちかねの「Join In The Chant」を満を持してプレイ。4回目の80's ROMANCEでかべさんがかけてるんだけど、さすがにこの曲は今回かけないわけにはいかないよね。かけなかったらメリーチェイン、もしくはベイダー新日初参戦の時のような暴動が起こりそうだ。でも中盤からはエブのトリビュート盤収録のカヴァーにつないでみたよ。このカヴァー音厚くて激カッコイイんだよねー。ちなみにこのサングラスはダグラスを意識してたんだよ。でも後でアンドリュー・エルドリッチにもなるんだよ。決して氣志團じゃないんだよ。

エブ特集は終わったけどMUTE特集はまだまだ続くのだ!アニメ版「アカギ」は終わっちゃったけど、マンガはまだまだ続いているのだ!クルップスの「Goldfinger」はピザ市さんのリクエスト。1番高速でフロア向けなヴァージョン使ったんだけど、それよりも2分しかないところが魅力のヴァージョン(笑)。そしてDAFからキャブスへと大物連発!キャブスはあえて02年リリースの新リミックスにしたよ。なぜなら1番時間が短かったから(笑)。この写真ちょうどクルップスのモニター中だけど、なんかちょっとカッコよくないかい?あ、余興で使う予定のデッド・オア・アライヴの7インチが!

プリューンズは1stアルバムしか持ってないというJEMMYちゃんのために、あえてアルバムからシングルじゃない曲をプレイ。名曲「Baby Turns Blue」は以前かけちゃってるからゴメンねー。ホントはニック警部で終わろうと思ったんだけど、ちょっと時間があったからリエゾン・ダンジュルーズ「Los Ninos Del Parque」のエレクトロ・カヴァーかけちゃった。後からカッコよかったって言われてゴキゲンRADIO!最後は気難しそなニック警部に、「下北沢床暗黒大爆発殺人事件」の調査を依頼してぼくの1stセットは終了!MUTE特集はまだまだ続くよ!


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